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塩分摂取を減らす方法

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塩分摂取を減らす方法

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動画で観たい方はこちらをご覧ください。
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https://youtu.be/6qxMzbjw3Ms  

 

 

塩分の摂り過ぎは高血圧の誘因となります。

 

もちろん全ての人が高血圧になるとは限りませんが、

高血圧になりやすくなることは間違いありません。

日本高血圧学会では、高血圧の患者さんに関しては、

塩分摂取量は1日6g未満推奨しています。

 

「高血圧の予防のためにも食塩制限を日本高血圧学会減塩委員会よりの提言

(2012年7月:2016年6月修正)

 

高血圧の治療においては食塩制限が重要で、

日本高血圧学会は1日6g未満を推奨しています。

 

食塩と高血圧の関係はよく知られていますが、

食塩摂取量が非常に少ない地域では高血圧の人はみられず、

加齢に伴う圧上昇もほとんどないことが示されています。

 

食塩制限は、正常血圧の人にとっても、

高血圧の予防のために意義が大きいと考えられます。

 

日本では塩分の摂取がまだ多く、一般の人の食塩摂取量について、

男性は1日8g未満、女性は7g未満とされていますが、

欧米のいくつかの国では、一般の人にも6g未満を推奨しています」

 

また、世界保健機関(WHO)も、

すべての成人の減塩目標を5gにしました。

 

しかし、日本食は塩分が多いので、

実際に塩分を減らすのは困難です。

 

統計上、塩分摂取量は徐々に減っていると言われていますが、

実際には1日12g以上摂っているのではないでしょうか。

 

 

高血圧学会が推奨する1日6gの

2倍もの量を摂っていることになります。

 

では、いったいどうすれば塩分を減らすことができるのでしょうか。

 

私自身もいくつか工夫をしていますのでご紹介します。

全て真似する必要はありませんが、

参考になる部分を取り入れてみてください。

 

 

1つめの工夫は、味噌汁をやめることです。

味噌汁1杯あたり、塩分が約1.2g含まれていると言われています。

これを3食摂ると、3.6gになります。

これをやめるだけでも塩分摂取量を減らすことが可能になります。

 

2つめの工夫は、1日2食にすることです。

通常は1日3食摂る人が多いのですが、

1日2食にするだけで、単純計算でも

塩分量が3分の2に減ります。

 

3つめの工夫は、汗をかくことです。

サウナなどで無理やり汗をかくのではなく、

ジョギングなどの有酸素運動で汗をかくことが望ましいです。

 

適切な運動をして汗をかくことで、

汗とともに塩分が体外に放出されます。

1Lの汗で3gの塩分が失われます。

 

仮に塩分を摂り過ぎていたとしても、

運動をすれば塩分を放出することができるわけです。

 

4番目の工夫は、水分をたくさん摂ることです。

医学的な立場から言っても、水分が足りない人が多いです。

 

水分をたくさん摂ると、尿がたくさん出ます。

そして、尿と一緒に塩分が出ていきます。

 

ただし、水分をたくさん摂ると、尿も薄くなります。

つまり、尿の中に含まれる塩分の濃度が低くなります。

 

しかし、塵も積もれば山となるので、

たくさん尿を出すことで、

尿と一緒に塩分も出て行くのです。

 

こういった工夫をすることで、

塩分の摂取量を減らしたり、

余分な塩分を体から出すことができるので、

参考にしてみてください。

 

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