切磋琢磨という言葉がありますが、
勉強でもスポーツでも、
レベルの高い集団の中で鍛えられた方が、
上達しやすいことは、
経験的に知られています。
この理由も、
先日お話した「ミラーニューロン」の理論で
説明がつきます。
たとえば、
みなさんが、レベルの高い野球チームに入ったとします。
そこには、上手な選手がたくさんいます。
そうした選手の動き、スピードを常に目にすることになります。
その動きは、脳の中のミラーニューロンを活性化します。
つまり、
上手なプレーのイメージが知らず知らずのうちに、
脳の中で出来上がってくるわけです。
ですから、何も見ないで練習するよりも早く、
短期間で上達することができるわけです。
コーチの指導ももちろん重要ですが、
実は、このミラーニューロンの働きの方が
大きな役割を担っていると言えます。
勉強でも同様で、
優秀な生徒がどのように問題を解くか、
どのように勉強しているか、
どのような発想をしているか、
それらを真近で見ることによって、
脳の中にイメージができてきます。
あとは、それを真似すれば、
短期間で学力向上も可能になるでしょう。
こうした理論からすると、
やはり、レベルの高い学校や塾に行くのが、
受験においても近道と言えます。
しかし、
様々な事情でそれが叶わない人もいます。
地方の公立高校に進学したが、東大に行きたい。
周りにはお手本になるような優秀な生徒はいない。
そんな環境に置かれている人もたくさんいます。
そんな時はどうしたら良いでしょうか?
ここで役に立つのが、
ニワトリの法則です。
ニワトリの法則は「鶏口牛後」とう言葉に由来しています。
鶏口となるも牛後となるなかれ
鶏口はニワトリのくちばし、
牛後は、牛のしっぽです。
大きな組織の中でしっぽ、
つまり組織の末端にいるよりも、
小さい組織でトップにいたほうが良いという意味です。
このニワトリの法則の詳細については、
次回お話したいと思います。
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