トピックス ブログ

ニワトリの法則

更新日:

スポーツでも勉強でも、
短期間で上達するためには、
レベルの高い集団に身を置いた方が良い


という話をしました。

この方法は確かに有効なのですが、
問題点もあります。

それは何かというと、
ハイレベルな集団でトップに立てる人は、
当然ながら一握りなので、それ以外の人は、
逆にセルフイメージを下げてしまう恐れがあるのです。

セルフイメージとは、
自分自身に対するイメージです。

つまり、ハイレベルな集団で競争に負けてしまうと、
「あんなすごい奴にはかなわない」とか、
「自分のレベルはこの程度だ」
といった具合に、

自分で自分のイメージを下げてしまうことになるのです。

では、そのような場合はどうしたら良いでしょうか。

そこで役に立つのが、
ニワトリの法則です。

ニワトリの法則は「鶏口牛後」
という言葉に由来しています。

鶏口となるも牛後となるなかれ

鶏口はニワトリのくちばし、
牛後は、牛のしっぽです。

151223_1

 

 

 

 

 

 

 

大きな組織の中でしっぽ、つまり組織の末端にいるよりも、
小さい組織でトップにいたほうが良い
という意味です。

ハイレベルな集団でトップになれなかった人でも、
もう少しレベルの低い集団であれば、
容易にトップになることができます。


「こいつらには負けないぞ」と、
自分のセルフイメージを高めることができ、
好循環が生まれる
のです。

そうして、「ニワトリ」集団の中でトップを維持しているうちに、
いつの間にか、
「牛」集団のトップよりもレベルが上がっている
などということも、あり得るのです。

現在、
メジャーリーグ・ニューヨークヤンキースに所属する田中将大投手と、
読売ジャイアンツで主軸として活躍する坂本勇人選手

151223_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウィキペディアより

二人は、ともに兵庫県伊丹市の出身で、
少年野球では、バッテリーを組んでいました。

ちなみに当時は、坂本選手が投手、田中選手が捕手でした。

ご存知のように、田中選手は、
北海道の駒大苫小牧高校に進学、投手として頭角を現し、
高校2年生で夏の甲子園の優勝投手となり、
チームの2連覇に大きく貢献しています。

坂本選手も、青森県八戸市の光星学院に進学、
1年の秋からレギュラーに定着。
高校3年の春には甲子園にも出場し、
高校生ドラフトでジャイアンに1位指名。

ジャイアンツ入団後も、
1年目からレギュラーとして活躍しています。

 151223_3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウィキペディアより

関西には、高校野球の強豪校がたくさんあります。

しかし、そこを選ばず、
あえて地方の高校に進み、そこで頭角を現す。

これこそ、まさに「ニワトリの法則」なのです。

彼らがもし地元の強豪校に進学していたら、
ここまでの活躍ができなかったかも知れません。

「ニワトリ」の中で、高いセルフイメージを保ち続けたことが、
成功につながったと言っても良いでしょう。

さて、それでは、大学受験の場合は、どうでしょうか。

一流の進学校ではないけれども、
自分は東大に行きたい

そのような、希望を持っている人は
たくさんいると思います。

そのような場合には、
この「ニワトリの法則」に則り、
まずは高校の中で一番を目指しましょう

それも可能なら、ダントツで一番になった方が良いです。

それを3年間維持できたら、
それだけでも、かなり高い学力がつくはずです。

それを土台にして、
模擬試験などの他流試合に挑んでいくのが良いでしょう。

このニワトリの法則は、
いろいろな場面で応用が効きます。

自分の置かれている環境を振り返ってみて、
「この中なら、自分は一番になれるぞ」
というものを見つけてみてください。

 

 

森田のプライベート情報や
パーフェクトブレイン開発秘話など、
ブログでは書けない内容をメルマガで配信しています。

ScreenClip

 

 

 

 

***************************************

bnr_seminer-

東大ドクター森田のLINE@

-トピックス, ブログ

Copyright© 東大ドクター森田の潜在能力開発講座 , 2024 All Rights Reserved.