記憶のためのポイント(その5)
「知識や経験を活用する」
学校で習ったことだけでなく、
自分で見聞きしたことや、
経験したこと、
あるいは遊びなどから、
知らずしらずのうちに、
我々は既に多くの知識や経験を得ています。
それらを上手く活用することで、
脳内回路を早く強化することが可能になります。
例えば、
中国語を勉強する時、
日本語の漢字と中国の漢字はルーツが同じですから、
多くは共通しています。
文字の簡略化の仕方が異なりますが、
一見して、
日本語のどの漢字に相当するのか推測できます。
発音も日本語とは異なりますが、
何となく似ているものが多いので、
比較的覚えやすいのです。
「あなたは、中国に来たのは初めてですか?」
というのを中国語で
「你第一次来中国吗?ニー ディーイーツ ライ チョングオ マ ?」
と言います。
「你:ニ-」はあなた、
「第一次:ディーイーツ」は一回目の意味です。
日本語の音読みだと「ダイイチジ」となりますから、
何となく音が似ているのがわかると思います。
「来:ライ」は来るの意味ですから、
これは日本語とほぼ同じです。
中国は「チョングオ」最後の「吗:マ」は疑問文につく助詞ですが、
これの作りはおそらく「馬」と同じと思われますので、
「マ」という発音も何となく合点が行きます。
このように、
日本人が中国語を勉強する時には
既に持っている知識を活用できるのです。
社会科で、地理や歴史を勉強する時も、
旅行で行ったことのある国は、
すでに知識や経験がありますから、
すんなり覚えやすいのも、同じ理由からです。
このように、自分が既に持っている知識や経験と、
新しく学習することがらに、
共通点はないか、
上手く結びつけられないかということを、
いつも意識して考えてみましょう。
脳のトレーニングは、
習慣化がものを言います。
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