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コロナで死ぬ人、コロナショックで死ぬ人​

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コロナで死ぬ人、コロナショックで死ぬ人​

新しいYouTubeチャンネルを始めました。

YouTubeのコメント欄に質問をして頂けば、

私が直接お答えします。ぜひご覧になって下さい。

  ↓   ↓   ↓

https://youtu.be/b3ia1hcdvds

 

コロナ問題について、さまざまな調査をしたり、

専門家の意見を直接聴くことで

だいたいの状況が見えてきました。

 

通常のコロナウイルスは、

風邪の原因となるウイルスの一種です。

 

新型コロナウイルスは、それよりも

感染しやすいこと、毒性が強いことが特徴です。

 

感染しやすさは、新型インフルエンザと、

2003年に流行したSARSの中間ぐらい言われています。

 

新型コロナウイルスに感染すると

肺炎になりやすいと報道されていますが、

肺炎と一口に言っても、いくつかタイプがあります。

 

新型コロナウィルスで引き起こされる

肺炎は間質性肺炎と呼ばれるものです。

 

この間質性肺炎について少し説明します。

 

 

通常の肺炎というのは簡単に説明すると、

肺の内側に炎症が起こります。

 

それに対し、間質性肺炎は

肺の中身自体が炎症を起こして

硬くなってしまうような状態です。

 

その様子をCTで見ると、

このような画像になります。

 

 

疑わしい場合は検査をすると

だいたい判定がつきます。

 

新型コロナウイルスの肺炎に対して、

現時点では特効薬がなく、対症療法しかありません。

 

間質性肺炎が重症化してくると、

血液中に十分に酸素を取りこめなくなります。

酸素化ができなくなります。

 

この対策としては、人工肺があります。

これはどういうものかと言うと機械を使って、

血液の中に酸素を混ぜたものを体に入れます。

 

それによって、肺が酸素を十分に取り込めないのを補うのです。

 

これで何日か持ちこたえられるよう時間を稼ぎ、

自然に回復するのを待ちます。

 

しかし、こういった設備が

どの病院にもあるわけではありません。

 

かなり限られた施設でしか治療ができないのです。

 

では、このように重症化してしまうのは

どういった人かと言うと、報道の通り、

高齢者や基礎疾患のある人です。

 

基礎疾患というのは、元々何か

免疫や体力が弱まる病気を持ってる人

ということになります。

 

今回の新型コロナウイルスは子どもはあまり重症化せず、

風邪のような症状で済んでしまうことが多いようです。

 

高齢者や基礎疾患のある人が重症化しやすいのは

体力・免疫力の問題ではないか考えられます。

 

コロナ問題の対策として、

今、世界各国が実施している移動制限などは、

ピークコントロールが目的です。

 

ピークコントロールとは、感染の

ピークをコントロールすることを意味します。

 

感染が一気に拡がった場合、

患者が増える代わりに多くの人に抗体ができるので、

一気に終息します。

 

今、日本が実施しているように

不要不急の外出は避けるなどして、

感染のペースを抑えると、ピークは下がります。

 

これは患者数も減りますが、

終息までに時間がかかります。

 

ピークをコントロールするメリットとしては、

医療崩壊を防げることが挙げられます。

 

重症化した肺炎に対処ができる

高度医療ができる施設は限られているので、

重症化した人が増えると、

医療現場はパンクしてしまうのです。

 

では、ピークコントロールのデメリットは何かと言うと、

流行がなかなか終息しないということです。

だらだら続いて、終わりが見えないのです。

 

そして、私が一番危惧している

ピークコントロールの最大のデメリットは、

経済への影響です

 

マスコミでもコロナショックというように言われていますが、

リーマンショックを上回る経済危機予想されます。

 

今はヒト・モノ・カネの流れが停止状態にあります。

 

これは人間でたとえると心肺停止、

血液が流れていない状態です。

 

世界各国の経済対策では、

お金を増やそうとしていますが、

これは心肺停止の人に血液を増やそうと

輸血ばかりするような状態です。

 

当然ですが、心肺停止の人にいくら輸血をしても、

元気になることはありません。

 

これらの解決策としては、

感染をなるべく拡げずに流れを再開しなれけば、

経済は復活しないのです。

 

コロナショックの波紋はどんどん拡がっています。

今後、個人の失業や企業の倒産の増加が予想されます。

 

それによって思い余って自殺してしまう人も、

間違いなく増えてきます。

 

過去のデータを見ても、景気が悪い時は

自殺者の数も多くなっています。

 

ここ数年は、景気が上がったのに比例して

自殺者も減少傾向にありましたが、

今回のコロナショックによって

増加に転じるのではないかと思います。

 

私が危惧しているのは、コロナよりも

コロナショックで死ぬ人が増えるということです。

 

高齢者の人を見捨てていいわけではありませんが、

未来ある若い人がコロナショックで

死を選ぶことが増える事態を懸念しています。

 

では、それにはどういう対策があるでしょうか?

 

まずはコロナショックによって

死を選ぶ人の認識を変える必要があります。

 

経済的に行き詰まってしまい、

追い詰められた人が死を選ぶケースがあります。

 

しかし、よく冷静に考えてみると

何も死を選ぶ必要はないのです。

 

仮に自己破産したとしても、

やり直す方法はいくらでもあります。

 

しかし、なぜそこで思い余って

死を選んでしまうのかと言うと、

見栄やプライドやこだわりがどうしても捨てられないからです。

また、もう一つの理由として、

解決策が見つからないということもあります。

 

どうやって苦境を抜け出せばいいのかが分からず、

死という選択を取る人もいます。

 

コロナショックで亡くなる人を

一人でも減らすためには啓蒙活動が必要です。

 

いったん経済的に追い詰められたとしても、

安易に死を選ばなくてもいいということを

啓蒙する必要があります。

 

医師は、人の命を救うのが仕事です。

 

もちろん医療の現場で

重症化した人を救うことも重要ですが、

このような形で命を失う人が

増えないような活動も大切なのです。

 

よろしければ動画もご覧ください。

  ↓   ↓   ↓

https://youtu.be/b3ia1hcdvds

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