人生は決断の連続
決断というと、
すごくおおげさなイメージがあります。
しかし、
私達がふだん何気なく過ごしている日常のなかにも
「重大な決断」をしなければならない場面が
たくさんある のです。
と言われたら、
みなさんはどう思うでしょうか？
たとえば、
受験生を考えてみましょう。
大学受験に向けて
勉強しなければいけないのに、
友達から遊びに行こうと
誘われたとします。
ここで重大な決断を
迫られているわけです。
大学合格とうい目標に進みたいのであれば、
遊びに行っても進歩はありません。
むしろ違う方向に進んでしまいます。
ですから、本気で志望校に合格したいのであれば、
ここでは、遊びではなく、勉強を選択すべきなのです。
社会に出ても、同じような決断の場面は続きます。
朝起きて一番にLINEをチェックしたり、
フェイスブックを見たりする人も多いと思います。
しかし、
他にもっと重要な、
やるべきことがあるのではないでしょうか。
自分がどういう方向へ進みたいのか、
明確な目標を持っていないと、
日々流されて、
全然違う方向に漂流してしまいます。
私は心臓カテーテル手術に従事していましたが、
手術中は、決断の連続です。
手術が全て順調にいくということは少なく、
眼の前の問題を
一つ一つクリアしていかねばなりません。
一つ間違えれば命に関わりますから、
常に最善の判断をするべく、
必死で取り組まねばなりません。
このような、
患者さんの命に直結する場面と、
ふだんの日常では、
決断の重みが全然違う
と思う人が多いでしょう。
しかし、
よく考えてみると、
我々の人生にも限りがあります。
日々命を削りながら生きているわけです。
たばこを吸う人が、
もしも,
「たばこを吸わない」という決断をしたら、
それだけ命が延びます。
しかし、
また、「たばこを吸う」という決断をしてしまったら、
命を縮めることになるのです。
このように、
我々の日常には、
もっと真剣に決断すべき事柄がたくさんあるのです。
それを「正しく決断」できるようにするためには、
自分の目標や方向性を決めておく必要があります。
そのための有効な方法が、私が推奨している「一人戦略会議」です。
毎朝行うことで、その日やるべきことを決定できます。
これを毎日続ければ、
惰性で流されることはなくなります。
まだ実行していないという人は、
ぜひ試していただきたいと思います。
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