受験直前にやってはいけない!3つのこと
いよいよ受験シーズン本番です。
順調にいっている人も、そうではない人も、
不安を抱えていると思います。
そのような中で、
受験直前にやってはいけないこと
というのがあります。
今回は、それについて取り上げていきます。
まず、1つめは、
勉強以外のことに逃げることです。
たとえば、気分転換として、
映画を観に行ったり、
友達と遊んだりすることです。
ストレスを解消した方が、
勉強にもプラスになると
自分に言い聞かせてしまいがちですが、
それはよくありません。
気分転換は、1日30分程度にした方が
いいと思います。
たとえば、観たいテレビ番組を観る
といった程度の息抜きで十分です。
当たり前のことですが、
勉強ができるようになるためには、
勉強するしかありません。
遊んでいても、勉強が
できるようにはならないのです。
気分転換を長時間する必要はないので
短時間に留めて、勉強をしましょう。
将棋の羽生善治九段は、かつて
七大タイトルを独占したことがあります。
あと1つタイトルを獲ったら、
七大タイトル独占という時に、
NHKが羽生善治さんの
ドキュメンタリー番組をやっていました。
その時に、羽生さんは
このようなことを言っていました。
「いろいろなことを言う人がいますが、
私は将棋が強くなるためには、将棋の
勉強をするしかないと思っています!」
羽生善治さんが登場する以前の古い世代には、
「将棋だけではなく、遊びもしなければ強くなれない」
といった説が、まことしやかに
はびこっていました。
羽生さんは、その説に真っ向から
異論を唱えたわけです。
考えてみれば当たり前のことですが、
将棋でも勉強でも、
それ以外のことをしていても上達はしません。
それ以外のことというのは、
あくまで逃げにしかなりません。
繰り返しになりますが、
勉強ができるようになるためには、
勉強をするしかないのです。
2つめは何かと言うと、
ペースを変えることです。
これは良くありません。
たとえば、急に勉強時間を増やしたり、
毎日全科目をこなしていたのが、
1日1科目を10時間ぐらいやるというように、
それまでのペースを変えてしまうことです。
特に、これまで順調にきている人は、
ペースを変えずに、ペースを保つことを
考えた方がいいです。
以前もお話したのですが、
私は浪人時代、駿台予備校に通っていました。
受験直前は、予備校の授業はなくなるのですが、
それまでと同じように御茶ノ水まで行って、
自習室で勉強していました。
受験生の頃の私は、
千葉県成田市の自宅から
東京の市ヶ谷の予備校まで通っていました。
予備校の授業がないので、
自宅でも勉強はできます。
しかし、私はペースを変えないために、
以前と同じように御茶ノ水まで行って、
勉強していたのです。
ですから、私の家族は
予備校の授業がないことにも、
気付いていなかったと思います。
そのようにして、私は
ペースを保っていました。
受験本番も、東大は御茶ノ水から近いので、
普段通りに行って、試験を受けました。
このように一定のペースを続けることは、
勉強することはもちろん、
体調の安定にもつながります。
ペースは極力変えないことがオススメです。
3つめは、何かと言うと、
夜更しをするということです。
これは良くありません。
定期試験の直前に夜遅くまで
勉強するのはいいですが、
受験直前はやめた方がいいです。
なるべく早寝早起きをすることが
オススメです。
それはなぜかと言うと、
生活のリズムが狂ってしまうからです。
普段から寝る時間と起きる時間が遅いと、
受験前日になかなか眠れなかった場合に、
焦って不安になってしまいます。
そうではなく、普段から少し
早めに起きるようにしていた方がいいです。
たとえば、夜21時に就寝して、
朝4時に起きるようにして、
受験本番の日は、少し遅く、
朝6時に起きるとします。
受験前日、夜21時にベッドに入っても
「明日が受験だ、、、」などと緊張して、
なかなか眠れないこともあると思います。
それでも、仮に寝ついたのが夜22時としても、
朝6時起きであれば、8時間睡眠が取れます。
受験直前は、普段よりも
早寝早起きにすることがお勧めです。
受験の前日になかなか眠れなくても、
不安に陥るのを防ぐことができます。