昨年もブログに書きましたが、
マインドフルネスが流行っています。
http://ameblo.jp/moorilyn/entry-12091629186.html
マインドフルネスとは、
いわゆる瞑想です。
あのスティーブ・ジョブズが瞑想を実践していたことは有名ですが、
最近では、その様々な効果に着目し、
米グーグルやインテル、フェイスブック、ナイキといった
米国の企業が企業研修などに採用するようになりました。
http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/121800040/042700020/?rt=nocnt
日経ウーマンオンラインより
このマインドフルネス、
1979年にジョン・カバット・ジン米マサチューセッツ大学名誉教授が、
仏教の修行法としての瞑想から宗教的要素を除き、
ストレス緩和に適用したのが始まりといわれています。
しかし、広く注目を浴びるようになったのは、
今世紀に入ってからのようです。
なぜ注目されるようになったかというと、
実証データの積み重ねや、
脳科学の進歩によって、
それまで単に主観的な
気持ちの変化だと思われていた瞑想の効用に、
科学的な根拠があることが
明らかになったからです。
2013年には、209の研究、
延べ被験者数1万2000人以上のデータを対象に
メタ分析(多くの論文のデートをまとめて解析すること)がなされ、
マインドフルネスは心理的な問題、
特に不安、うつ、ストレスの減少に効果があるという
研究報告がされています。
http://psicoterapiabilbao.es/wp-content/uploads/2015/12/Khoury_2013_mindfulness-metaanalys.pdf
似たようなものに、
自律訓練法というものがあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%BE%8B%E8%A8%93%E7%B7%B4%E6%B3%95
これは、「腕が重くなる」とか、
「腕が温かくなる」といった自己暗示を使って、
リラックスした状態を作り出し、
最終的には、自分の呼吸や脈拍もコントロールできるようにするものです。
しかしながら、実際のところ、
自己流で習得するのは、困難です。
興味のある方は、
自己催眠や瞑想のプロフェッショナルである、
山田豊治先生の教材がオススメです。
http://www.yamadatoyoharu.com/
なんと、山田先生は、自分の脈を、
意図的にゆっくりにしたりできるそうです!
まさに達人の領域です。
さて、これと同じことを
誰でも簡単にできるようにする方法があります。
それは何かと言うと、、、、
ランニングです。
ランニングは、
「走る瞑想」と言われ、
走っている時は、瞑想をしている時のような状態になります。
私の場合も、
皇居を一周している間に、
問題の解決策が浮かんできたりすることが、
しばしばあります。
また、
ランニングを続けていくと、
安静時の脈拍がゆっくりになります。
私の場合、1分間の脈拍が50回から60回ぐらいですが、
脈拍が40代になる人も珍しくありません。
高血圧の薬で、β遮断薬というものがあります。
これは、交感神経の働きを抑えて、脈拍を遅くする効果があるのですが、
ランニングをすると、
薬なしで、同様の効果が得られるということです。
簡単に言えば、
マラソンを継続することで、
リラックスしやすい体質を手に入れることができるわけです。
マインドフルネス、
そして、「走るマインドフルネス」を
みなさんもぜひ取り入れてみてください。
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