健康のためのジョギングで故障してしまい、
逆に不健康になってしまっては本末転倒です。
そうならないためには、走り方が重要です。
そこで私がお勧めするのは、
チーランニング(Chi running)という走法です。
http://www.chirunning.com/
体の重心はおへその2〜3cm下にあります。
図右のように、体をやや前傾すると、
重心の位置も前に移動するので、
体は自然に前に進みます。
下り坂で体が自然に進んでいくのと同じ感覚です。
そして、前足は、重心の真下に着地するようにします。
そうすると、推進力を殺さずに、
無理な力を入れることなく、
楽に走ることができます。
チーランニングは、体を前傾し、
重力の力を利用して走るのですが、
その他にも気を付ける点がいくつかあります。
そのポイントは主に3つです。
1 太ももを前に出そうとしない
2 着地は重心の真下
足底をフラット、
またはつま先よりに重心をかけて着地。
かかと着地はしない
3 踵から靴底を浮かせていき、後ろ足を曲げる
ここでも、脚を前に出そうとしない。後ろに曲げるだけ。
1 太ももを前に出そうとしない
通常の走り方では、
前脚の太ももを上げて脚を前に出そうとしますが、
チーランニングでは、前脚は上げません。
前傾姿勢による重力の力に任せて、倒れるように前に進みます。
2 踵から着地すると、図左のように、
地面からの衝撃が直接膝に伝わります。
そうならないように、
着地は靴底全体でフラットに着くか、
少しつま先よりに体重をかけるようにします。
現在市販されているランニングシューズのほとんどは
踵が厚くなっているため、
完全なつま先着地は難しいですが、
踵に直接衝撃が来ないよう、
つま先よりに体重をかけることを意識しましょう。
いずれにしても、着地は重心の真下を意識します。
3 実際にやっていただくとわかりますが、
太ももを前に出そうとしなくても、
前傾して、後ろ足を曲げるだけで、自然に前に進んでいきます。
これだけではよくわからないという方は、
「無理なく走れる気ランニング」という書籍も出ていますので、
ご興味のある方はお読みください。
しかしながら、本だけでは習得が難しいと思いますので、
本格的に取り組みたい方は、
認定トレーナーの指導を受けるのが良いと思います。
ただし、日本では、今のところ認定トレーナーは一人だけです。
中島さんという方が指導をされていますので、
ご興味のある方はお問い合わせください。
http://ameblo.jp/chirunning/
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