セブンイレブンの秘密 「単品管理」とは?
私は、東京駅のコンビニで、新幹線に乗る前に朝食を買うことがよくあります。
私は朝食に必ずサラダを摂るのですが、コンビニのサラダが品切れになっていることが
よくあります。だいたい2回に1回は品切れになっています。
そういう時は仕方なく、売れ残っている「パスタサラダ」を買う場合などもありますが、
このパスタサラダは野菜がほんの少ししか入っていなく、
私が本来食べようとしているサラダとは別物です。
2回に1回、自分の求める商品がない。
仮にその商品の価格が1000円だとしましょう。それを年間100回買うとします。
100回コンビニに行って、100回ともその商品を買えば
合計の金額は10万円になります。
ところが、2回に1回しか商品が置いていないと、
1000円の商品を50回で、金額が合計5万円になります。
そうすると、このコンビニは、私一人の顧客に対して
年間どのくらい損をすることになるでしょうか?
単純に考えると、 10万円 - 5万円 = 5万円 と思うかもしれませんが、
答えはそうではありません。
なぜかというと、自分の求める商品が置いていなければ、その顧客は、そのコンビニを
訪れなくなってしまうからです。
ですから、損失額は10万円に限りなく近い額、あるいはそれ以上になってしまうのです。
なぜかというと、その商品以外にも他の商品を購入するチャンス、
それすらもそのコンビニは逃してしまうからです。
このような損失のことを「機会損失」といいます。
ちょっとした努力や工夫で得られる利益を、失ってしまうわけです。
こうした機会損失を最小限にするために、セブンイレブンが行なっているのが
単品管理といわれる手法です。
どういう手法かというと、ひとつひとつの商品に関して、売れ行きをチェックし、
商品の並べ方や発注量を常に調整しているのです。
たとえば牛乳はどんな時に売れるでしょうか?
意外なことに、大雪や台風の時などに牛乳はよく売れるのだそうです。
なぜかというと、主婦が自転車で遠くのスーパーまで行くことができないからなのです。
こうしたことは細かく検証しないと気づかないことです。
たとえば、1週間単位とか1ヶ月単位で平均を取ってもこうした事象は見落とされてしまいます。
絶えず、単品管理を行なっているからこそ、こうした因果関係に気付けるわけです。
コンビニに置いてある全ての商品に関して、このような管理を行なうのは
並大抵のことではありません。
しかし、それを行ない、絶えず改善を繰り返してきたことで
セブンイレブンは未だにコンビニ業界の中で断トツの売上を上げています。
https://goo.gl/p995sf (参考:コンビニ業界 業界動向)
このセブンイレブンの単品管理は、ビジネスをやっている全ての人に
とても参考になります。ご興味のある方はこちらの本をお読みください。
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単品管理といえば、宮口式記憶術の宮口先生も、単品管理ならぬ、
個々のニーズに応じた指導を行なっている点が刮目すべきところです。
どういうことかというと、通り一辺倒の一般的な記憶術の
やり方を教える人はたくさんいるのですが、
数ある資格試験や受験科目、全てに対して、個別指導を
行なっている人は、宮口先生しかいません。
それぞれの受験科目に対して絶えず仮説と検証を繰り返し、
ベストな方法へと導いているのです。
まさにこれは、セブンイレブンの単品管理の記憶術版と言っても
過言ではないでしょう!
皆さんがとても興味を持たれている「宮口式記憶術セミナー」の
動画ですが、6月4日から正式にリリースすることになりました。
正式リリースまで後3日です。楽しみにお待ちください。
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