天才を作る！ディーププラクティスとは？
さて、どんな分野でも
他人より秀でるためには
学習が必要です。
各分野で突出した成果を出す人を
天才と言います。
天才を目指すためには、
まず学習が必要になります。
それは勉強やスポーツ、芸術など、
どの分野でも共通しています。
その学習を効率良く行なう方法として、
ディーププラクティスと
呼ばれる方法があります。
では、まず、何かを学習することは
どういうことなのかを考えていきましょう。
学習とは、脳の中に新しい
神経回路ができることです。
私は、これを
脳内回路と呼んでいます。
何かを学習するということは、
新しい脳内回路を作る作業になります。
天才になるためには、
この脳内回路が強固、かつ、
速く電流が流れる必要があります。
それを短期間で効率良く行なう方法が
ディーププラクティス
ということになります。
それは、どんな分野でも同様です。
たとえばスポーツ選手で、
脳内回路が強固で、速く
電流が流れるようになると、
どうなるでしょうか。
卓球の選手であれば、他の人よりも
素早い動きができたり、
速いレシーブができたりします。
このような人が、突出した成果を出すことが
できるわけです。
では、実際にディーププラクティスで、
天才になるためには
何をすればいいのでしょうか。
では、その具体的なやり方を
お伝えしていきます。
まず１つめのポイントは、
少し苦しいレベルの練習をすることです。
たとえば、野球のバッティングです。
バッティングセンターで
通常のピッチャーのボールよりも、
もっと速い球を打つ練習をします。
そうすると、普通のボールが
ゆっくりに見えるようになって、
楽に打てるようになります。
このような練習が、
少し苦しいレベルの練習
ということになります。
このような練習をすることによって、
脳内回路を強固にすることが可能になります。
これは勉強でもスポーツでも
共通して言えることです。
たとえば、数学の勉強でも、
簡単な問題ばかりやっていては、
レベルアップは難しいです。
少し難しい問題にチャレンジすると、
標準的な問題を、より簡単に
解けるようになります。
このように、少し苦しいレベルの
練習をすることが、
重要なポイントになります。
また、ディーププラクティスの
もう１つのポイントは、
それを反復するということです。
反復することが、脳内回路を鍛える上で
重要になってきます。
回路に何度も何度も電流を流すことで、
脳内回路がより強固になります。
たとえば、ゴルフの選手です。
私は、あるプロゴルファーと
話をしたことがあります。
その選手は若い頃、１日９００球、
ボールを打っていたそうです。
９００球は、とてつもない回数です。
素振りなども入れたら、１０００回ぐらいは
クラブを振ることになります。
そういった反復練習を
繰り返すことによって、完璧に
ボールを打てるようになるわけです。
この反復に関しては、
マルコム・グラッドウェルという人の
「天才！成功する人々の法則」
という本の中でも述べられています。
この本の中で、天才になるためには、
１万時間の訓練が必要である
という話が紹介されています。
天才と言うと、元々
才能があるのではないかと
思われがちです。
しかし、この本によれば、
訓練の時間に比例して、
その成果が伸びるということです。
スポーツの分野でも、
芸術の分野でも同様ですが、
そのひとつの目安が１万時間ということです。
そのぐらい訓練をすると、
一流の成果を出せるようになる
ということです。
それに加えて、昨日紹介した
ディーププラクティスのやり方、
簡単な練習を反復するのではなくて、
少し苦しいレベルの練習を行なうと、
短期間でレベルアップが可能になります。
少し苦しいレベルの練習と、
その反復が、今回ご紹介した
ディーププラクティスを進める上での
ポイントになります。
皆さんも勉強やビジネス、スポーツなど
何か取り組んでいるものがあれば、
その練習に、こういった発想を
取り入れてみてください。
よろしければ、動画も
ぜひご覧になって下さい。
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