どうすれば天才になれるのか?
その謎を紐解く鍵は脳内回路にあります。
脳内回路というのは、
私が作った言葉なので初めて聞く人もいると思います。
脳の中には微弱な電流がたくさん流れています。
その電流の波形を計測したものが脳波です。
脳の活動は非常に複雑です。
したがって、脳波を見ただけでは、
その人が何を考えているか推測することは困難です。
しかし、これをシンプルに考えてみましょう。
電気が流れているということは、
一種の電気回路とみなせます。
小学校で、乾電池と豆電球をつなぐ回路を
作ったことがあると思いますが、
脳の中も、このような回路が
無数に集積しているイメージなのです。
そこに微弱な電流が流れて、様々な活動をしているのです。
そして、何か新しいことを学習するというのは、
脳の中に新しい回路を作ることになるのです。
たとえば、「自転車に乗る」という行為は
生まれつきできるわけではありません。
親に支えてもらいながら、自転車に乗ることからスタートします。
この時に、脳の中には
「自転車に乗る」という新しい回路ができるわけです。
しかし、新しい回路ができても、
最初からスムーズに電気が流れるわけではありません。
電気の流れは遅く、途切れ途切れです。
ですから、自転車に乗ってもすぐに転んでしまいます。
ところが、何度もくりかえし脳内回路に電気を流していると、
徐々に回路が強固なものになっていきます。
そうなると、補助輪なしで自転車に乗れます。
やがては、何も考えず、
ほとんど無意識で自転車をこげるようになるのです。
そこから更に練習を続けていけば、
もっと速くこげるようになったり、
曲芸的な走りもできるようになります。
ここまで来ると、脳内回路は、電気が素早く流れ、
とても強いものになっています。
このように脳内回路を強化するためには、
繰り返し電気を流すこと、すなわち、
何らかの訓練を反復することが必要なのです。
それを継続すると、
やがては天才と呼ばれる領域に達するというわけです。
スポーツでも、音楽などの芸術でも、勉強でも基本は同じです。
どんな分野でも、トップクラスの人というのは、
幼いころから継続して取り組んでいる人が多いのは明らかです。
その理由も、この脳内回路の理論で説明が可能です。
たとえば、子どもの頃から野球に打ち込み、
反復練習を繰り返した結果、脳内回路が強化され、
少年野球や高校野球でも、他の選手より優位に立ち、
やがてはプロ野球選手になる。
そんなイメージが容易に浮かぶと思います。
では、
脳内回路を徹底的に強化して盤石なものにするには、
どのぐらい継続すれば良いのか?
4月に発売する新刊で解説していますので、楽しみにお待ち下さい。
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