天才とは何でしょうか?
みなさん、それぞれに漠然としたイメージは抱いていますが、
明確な定義を考えたことは、あまりないと思います。
私がかつて合格した東京大学の理科Ⅲ類。
大学受験においては日本の最高峰と言われています。
そして、そこに入る人は、みな天才だと、
世間では信じられています。
Googleで「東大理Ⅲ 偏差値」と検索してみると、
偏差値79と出てきました。
偏差値の細かい話は、ここでは省略しますが、
これはおおよそトップの0.1% に相当します。
つまり、1000人中1人という割合になります。
毎年の定員が100人ですから、
プロ野球選手になるのと同じぐらい狭き門です。
次に、IQはどうでしょうか。
大半の人は、IQの算出法を知らずに、
「IQが高い=天才」と思い込んでいます。
しかし、IQも、単にテストの結果かから、
相対的な位置づけをIQというスコアで表しているに過ぎないのです。
つまり、「IQが高い」ということは、
「IQテストの成績が良かった」という意味合いしか持ちません。
なのに、なぜか多くの人は
偏差値やIQが高い人は天才だと思い込んでいるのです。
1つの分野で突出した結果を出したという点では、
偏差値が高い人も、IQがが高い人も
天才と呼んでいいかも知れません。
そこで、次に疑問に上がるのは、
天才は万能なのかという点です。
結論としては、そんなことはありません。
私の大学時代の同級生のY君は、
某有名進学校から東大理Ⅲに現役で合格した、
受験のトップエリートでした。
本人曰く、高校時代のIQがは校内でも一番高かったそうです。
しかし、大学では全然勉強しなかったため、
成績は低迷していました。
メジャーリーガーのイチロー選手。
最近では、年齢による衰えが見えていますが、
かつては、メジャーの記録を次々と塗り替えた、
紛れも無い天才です。
だからと言って、
イチロー選手に東大を受けろといったらどうでしょうか。
さすがに合格は難しいでしょう。
将棋の羽生名人。
中学生でプロ棋士となり、
19歳で初タイトルを獲得。
以後20年以上にわたって第一線で活躍。
一時は、将棋の7大タイトルを独占。
通算獲得タイトルも90以上という、
まさに天才中の天才、最強の棋士です。
だからと言って、
羽生名人に来年東大理IIIを受けろと言っても、
さすがに無理でしょう(笑)。
つまり天才とは、万能ではないのです。
そうではなく、何か1つの分野で突出している人 、
ダントツに突き抜けている人が、天才と呼ばれているのです。
では、どうすれば天才になれるのか?
天才になるための必要条件とは何でしょうか?
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