集中しようとしても、雑念が湧いてしまう。
どうしたら良いでしょうか?
このような質問を受けることがあります。
私達の脳は、
左側の脳・左脳と
右側の脳・右脳
から成っています。
そして、左右の脳は、
脳梁という繊維の束でつながっています。
なぜ、雑念が湧くのかというと、
私達の脳は、
右と左で別々なことを考えているからなのです。
かつて、てんかんの治療のために、
この脳梁を切断する手術が行われていました。
てんかんというのは、
脳の中に余計な電気信号が広がってしまう病気です。
その結果、
体のコントロールが利かなくなり、
体がビクビク痙攣したり、
呼吸が止まってしまう怖い病気です。
その余計な電気が広がらないように、
左右の架け橋である脳梁を切断したのです。
こうして、
左右の脳の連携がなくなった人に
どのような現象が起きるのか実験が行われました。
被験者(実験を受ける人)に、
画面の中心を見てもらい、
その左右に出てきた文字や絵を答えてもらう実験です。
脳神経は交差しているので、
中心より右側の情報は左脳に入ります。
左脳は、言語中枢と呼ばれ、
言葉を管理しているので、
被験者は「car」と答えられます。
次に、
中心より左に提示された文字や絵は、
右脳に入ります。
右脳は、非言語中枢で、
言葉ではなく、絵などのイメージを司っています。
こちらに文字情報が入った場合は、
被験者は答えることができません。
しかし、
左手を使って、
その文字が表すイメージを描くことはできるのです。
こうした実験から、
左右の脳が別々なことを考えていることがわかって来ました。
詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
https://youtu.be/VqNkoiScY2E
ふだん私達の脳は、
左右で情報の伝達をし、
整合性を保っているので、
このようなことに気づかないのですが、
実は、
左右は別々な考えを持っているため、
集中しようとしても雑念が湧くことがあるのです。
「あーでもないこーでもない」と
脳の中で雑念が聞こえてきたら、
それはおそらく「左脳」が余計なことを考えている状態です。
なぜなら、言葉を司っているのは、
一般的に左脳だからです。
こうした雑念を抑えて、いかに集中するか。
その方法こそ、
パーフェクトブレインの中で紹介しているステップ集中なのです。
森田のプライベート情報や
パーフェクトブレイン開発秘話など、
ブログでは書けない内容をメルマガで配信しています。
***************************************