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熱中症から身を守る!客観的な3つのポイント

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熱中症から身を守る!客観的な3つのポイント

2022年は、異例の速さで梅雨が明けました。

 

 

このまま暑い夏

突入していくかもしれません。

 

そうなると熱中症になる人も

増える可能性があります。

 

今回は、それを防ぐための

ポイントをお伝えしていきます。

 

まず、人間の感覚は、

とても曖昧です。

 

その感覚だけに頼ると、

自分の身を守ることができません。

 

例えば、皆さんも朝起きた時に

「ちょっと眠たいな」

感じることがあるでしょう。

 

そのような時に、今日

寝不足だと感じる人が多いと思います。

 

しかし、朝起きた時に眠たいのは、

たまたま眠りが深い時に

目が覚めたのかもしれません。

 

これは睡眠を何時間取ったか

ということとは、必ずしも

関連するわけではありません。

 

しかし、人間は、そのように

思いこんでしまいがちです。

 

気温も、それと同様です。

気温に関しても、人間の感覚は

意外に曖昧です。

 

ですから、その感覚だけに頼ると

自分の身を守れない場合があります。

 

なるべく客観的な指標を

目安にした方がいいです。

 

そこで、熱中症を防ぐ

1つ目のポイントは、

気温を過小評価しないことになります。

 

天気予報で、「今日は何度です」

報道されたり、最近はスマホなどでも、

すぐに気温が分かるようになっています。

 

しかし、実は気温は過小評価されがちです。

 

その理由の前に、まず、

気温の測り方おさらいしてみましょう。

 

気温は、風通しと日当たりの良い場所で、

電気式温度計を用いて、芝生の地上

1.5メートルの位置で観測されます。

 

この電気式温度計は、

直射日光に当たらないように

通風筒の中に格納されています。

 

昔は、百葉箱というものがありましたが、

どちらも、陽の当たらない箱の中で、

しかも風通しのいい状態気温を測る

ということです。

つまり、報道されている気温は、

日陰で風通しの良い場所の温度なるわけです。

 

ところが、私たちが

熱中症になるような場所の多くは、

日なたになります。

 

日なたの温度は、

報道されている気温よりも

はるかに高いのです。

 

たとえば、今日の気温が

36度と報道された時も、

日なたの温度は40度以上にも

なっている可能性があります。

 

そのような場所に

長時間いるのは危険です。

 

ですから、報道されている気温が

大したことないなどと思わず、

注意を払うようにしましょう。

 

次のポイントは何かと言うと、

尿量を意識することです。

私たちの体は、

血液が循環して、腎臓にも

血液が充分に流れていれば、

コンスタントに

尿が出るようになっています。

 

おおよそ1時間に、

60〜100ccの尿が出ます。

 

ところが尿が出ない、つまり、

トイレに行きたくならない場合には、

水分が不足している可能性があります。

 

暑い状態で、しかも、

水分を摂っているにも関わらず、

尿が出ないのは水分が足りていない、

危険な兆候です。

 

ですから、暑い屋外に

長時間いなければならない場合には、

ちゃんと尿が出ているかを

意識するといいでしょう。

 

尿の量は、医療従事者にとっては

重要なバロメーターです。

 

尿がしっかり出ているようであれば、

健康状態は心配ない

と言っても過言ではないので、

尿量を意識してみてください。

 

最後3つめのポイントは何かというと、

これも重要ですが汗のチェックです。

 

汗の役割は、暑い時に、

体温が上がりすぎないようにすることです。

 

ですから、暑いのに、

汗が出ない状態はおかしいです。

 

汗が出なければ、体温が

どんどん上がってしまいます。

 

かつて、私も気温30度以上の

炎天下で、フルマラソン

走ったことがあります。

 

30キロ地点ぐらいまでは

順調に走っていたのですが、

急に汗が出なくなりました。

その時、私はこんなに暑いのに、

汗が出ないなんて調子がいい

思ってしまいました。

 

そこが、人間の感覚の

曖昧なところです。

 

しかし、その次の瞬間、

暑いのに汗が出ないのは

おかしいことに気づきました。

 

これは脱水の兆候で、

熱中症の一歩手前だと気づき、

次の給水地点で、あわてて

水を飲んだことがあります。

 

人間の感覚は曖昧です。

下手をすると、危険な兆候も

見逃してしまう可能性があります。

 

ですから、自分の感覚に頼らず、

あくまで客観的な指標を

頼りにした方がいいです。

暑いのに汗が出ないというのは

絶対におかしいので、意識して

常にチェックするのがオススメです。

 

 

よろしければ、動画もぜひご覧ください。

↓   ↓   ↓

https://youtu.be/ylO_iMOVLf0

 

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