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なぜ高齢者の運転ミスが絶えないのか?

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なぜ高齢者の運転ミスが絶えないのか?

高齢者の運転ミスによる
交通事故が頻繁に
報道されています。



統計上も、操作ミスによる
事故の件数は増えています。
その中でも、ブレーキ操作の
ミスによる事故が増えています。

では、どの年代の人に
ミスが多いのでしょうか。



上のグラフからもわかるように、
まずは若い人運転免許を取りたてで、
無謀な運転をするような人です。

そして高齢者です。
運転の経験は積んでいるはずですが、
ミスが多いことがわかります。

しかも、ブレーキの
踏み間違いの事故は、
高齢者に多いことが、
統計上からも明らかです。

では、なぜ高齢者の
ドライバーに、こういった
事故が絶えないのでしょうか。

その原因と対策について
考えてみたいと思います。

ここで問題となるのは
認知機能の低下です。


脳がいろいろなことに
対処する中で、どうしても年とともに
そういった機能は衰えていきます。

まず、視力の低下です。
単純に考えても分かりますが、
きちんと前方の物体を
認識できている場合と
ぼやけている場合では、
認識する速度が
大きく異なります。

そうなると、当然対処する
スピードが違ってきてしまいます。

また、聴力も低下します。

そして、判断能力の低下です。
運転というのは、
とっさの判断が必要です。

こうした能力は
徐々に低下していきます。

車の操作能力も
同様です。

皆さん今は何気なく
運転をこなしていますが、
最初に教習所で習った時には
結構戸惑ったことが
多かったと思います。

しかし、私たちの脳は
そうしたことを学習して、
無難にこなせるようになるわけです。

ところが、その
脳の働き自体が衰えてくると、
操作もきちんとできなくなるのです。

わかりやすく言えば

脳の機能が低下することで

ブレーキの踏み間違いなどの
トラブル
が起きてくるのです。

 

では、これらの運転トラブルは

どのようにすれば防げるでしょうか?

 

まずは自分の能力の

変化や衰えを自覚する

必要があります。

 

ところが、多くの人は

それが分かっていません。

しかも、周りの家族も

それに気づかないことが多いです。

 

なぜかと言うと、

そういった変化というのは

徐々に起こるからです。

ですから、自分が

衰えたこと自体に

気づいてない人も多いです。

 

こうした能力の衰えは、

筋肉例えると分かりやすいです。

 

若い頃に比べて、年を取ると

筋力が衰えてしまう人が

ほとんどです。

 

どれぐらいのペースで

減っていくかと言うと、

おおよそ1年で1%ぐらいです。

 

1%だけではなかなか気づかず、

自覚できない人が多いです。

 

それが30%とか40%であれば、

若い頃と比べて衰えたことが

わかりますが、

徐々に衰えてくるので、

ほとんどの人は気づかない

やり過ごしてしまうわけです。

 

脳の働きもそれと同様です。

徐々に衰えていくので、

自分も周りの家族も

気づかないことが多いのです。

 

しかし、客観的に評価して、

衰えてきたことを意識して、

明らかに運転に適さない人は

運転はしない方がいいでしょう。

 

このあたりのことは、ある程度

法律で基準を設けて、能力が

低下した人は車の運転はできないように、

もっと明確にした方がいいかもしれません。

 

 

■しかし、そうなると、

車が運転できなくなった

高齢者はどうするのかという

問題が出てきます。

 

東京などの都会以外では

移動手段として車は欠かせません。

 

それがなくなってしまえば

生活に支障をきたす人が多くなります。

 

今、事故を起こさないようにするために、

車に安全運転装備を付けることが

検討されています。

今は自動運転の技術

どんどん進歩してきているので

事故を起こさないような車というのも、

近い将来開発される可能性は

分あるでしょう。

 

しかし、自動運転が全ての人に

行き渡るのは、まだまだ先の話です。

 

全ての高齢者がそういった車に
乗れるわけでもありません。

体力、そして脳の働きが衰えて、
車の運転ができなくなった人が
生活していくための
新しい移動手段の仕組みづくりが
必要です。


自動運転のような
新しいシステムに頼らなくても
いろいろなやり方があります。

たとえば海外に行くと
Uberというアプリを使った、
乗り合いシステムがあります。

日本で言う民間タクシーのようなもので、
一般の人が迎えに来てくれて、
タクシーよりも安い料金で
移動することができます。

日本では、まだ白タクという扱いで
普及していませんが、こういった
仕組みや類似の仕組みを作って、
高齢者が無料、あるいは
安価に移動できるようになれば、
運転免許を返納しても、
十分生活ができるわけです。

ですから、このような
新しい移動の仕組みづくりを
もっと急いで取り組む
必要があると私は考えます。

 

よろしければ、動画も

ぜひご覧になって下さい。     

   ↓   ↓   ↓

https://youtu.be/WZXfQ_WWg9c

 

 

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