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その考え、本当に正しい?

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その考え、本当に正しい?

世の中には、もっともらしい話

多くの人が常識と思っているあります。

 

しかし、それが本当に正しいのか、

疑う視点が必要です。

 

今回は、そういったテーマで

お伝えしていきます。

 

1つめは、リスク分散です。

 

投資ではリスクを分散した方がいい

よく言われます。

 

リスクとは危険性です。

それを分散した方が安全ということですが、

果たして本当でしょうか?

 

上の図のように、

分散のやり方は主に3つです。

 

1つは、

いろいろな銘柄に投資することです

 

国内の株式だけでなく、外国の株式や

債券などにも投資するということです。

 

2つめは地域を分散する方法です。

 

日本だけに投資していると、

何か起きた時に財産がなくなってしまいます。

 

そこで、欧米や他の地域にも分散する

ということです。

 

3つめは時間を分散する方法です。

 

たとえば、株が上がっている時に

一気に投資すると下がってしまう

危険性があります。

 

ですから、時期(時間)を分散する

ということです。

 

このような形をとって、

リスクを分散する方がいいいう話は

よく聞かれます。

 

確かに、分散しなかったことで

失敗する例あります。

 

よくあるのは、一つの投資案件に

全財産を投入して失敗してしまうことです。

これは良くありません。

ただ、逆に、

分散して失敗する例もあります。

 

そもそも分散するほど財産がないのに、

海外に投資するいったことです。

 

海外に行くだけで時間もお金もかかるにも関わらず、

わざわざ海外に投資して失敗する例もあります。

 

また、日本は借金が多いので将来破綻するとか、

ハイパーインフレといって、

通貨の価値が下がってしまうから

分散した方がいいという話もよく聞きます。

 

しかし、仮にそうなった時に

本当に困るのかは予測のつかないことです。

 

分散する余裕があれば、もちろん

分散しておいた方がいいのですが、まずは

財産を作らなければ分散しようがありません。

 

このような、一見もっともらしい話も、

必ずしも全ての人に当てはまることではないことを、

覚えておいた方がよいでしょう。

 

次の例は、生命保険です。

これはかなりやばいです。

 

病気やケガなど何かあった時のために

保険が必要と言われれば、

「確かに!」と思ってしまいます。

 

しかし、実はこれにも

いろいろな問題があります。

 

まず、日本の生命保険は

人件費や広告費など

いろいろな費用がかかっていて、

その金額が上乗せされています。

 

 

上の図は、

ライフネット生命という保険会社が、

インターネットを活用することで、

コストを抑え、月額保険料を約半額にまで

減らしたということを表しています。

 

保険には、広告費や人件費など、

保険自体に使われないお金が

たくさん含まれていることが分かります。

 

保険というのは投資と同じ、金融商品です。

 

 

上の図は、日本の生命保険会社と

海外の生命保険会社を比較したものです。

 

死亡保険金6億円を生み出すために、

どれぐらい費用がかかるか表しています。

 

要するに、金融商品はお金を運用して、

増やしていくわけです。

 

海外の生命保険会社は、

2億3800万円の元手で6億円を賄えます。

 

それに対して日本の場合、

5億5900万かかります。

払った保険料そのままです。

 

無駄とは言いませんが経費が多いため、

海外に比べるとお金が増えていないわけです。

 

では海外の保険に入れるかと言うと、

これもさまざまな制約があり、難しいです。

 

毎月の掛け金の割に、

リターンが期待できないので、

生命保険には入らない方がいい

というのが私の考えです。

 

不動産購入の融資に、

団体信用保険というものがあります。

 

これに加入していると、万が一

亡くなった時に借金が帳消しになります。

 

生きている時は毎月家賃収入が入り、

亡くなった時には借金がなくなるので、

まとまった金額が入るのと

同じ価値があるわけです。

 

そういうものに入っていれば

保険代わりになります。

 

生命保険ももっともらしい話をきくと、

つい加入してしまいがちですが、

よく考えた方がいいでしょう。

 

同じことは相続対策にも言えます。

 

これも日本は相続税が高いので、

「子どもや孫に財産を遺すために

対策をしましょう」とよく言われます。

 

 

上の図は、いろいろな相続対策の

節税効果とお手軽度表したものです。

 

たとえば、年間110万円までは

贈与しても税金がかかりません。

これはお手軽にできることです。

 

効果が大きいが、お手軽ではないものには、

賃貸アパートを建てることなどがあります。

 

他に、一時期流行ったタワーマンションを

購入する対策もあります。

 

実際の販売価格に比べて評価額が低いので、

相続税を減らす効果があります。

 

このように、さまざまな相続対策を

勧められる方が多いですが、

よく考えた方がいいです。

 

頑張って相続対策をして財産を遺したとしても、

ほとんどのケースで相続はもめます。

ある税理士さんが、

「相続は不幸な事例ばかりなので、

自分の子どもには財産を遺さない」

と話していました。

 

この意見には私も賛成です。

 

相続対策も大事ですが、もっと大事なのは、

自分の人生を楽しみつつ、子どもにも

ある程度のものを遺すことではないでしょうか。

 

「DIE WITH ZERO」という本があります。

内容を簡単に説明すると、

ある程度の年代になったら財産を多少切り崩してでも

今しかできないことをして、充実した人生を

送った方がいいということです。

 

そういう視点に立つと、

せっかく財産があるのなら今を楽しもう

という発想が湧きます。

 

ところが、相続対策ばかり考えていると、

もっと楽しく生きられるのに、それができずに

一生を終えてしまうことになりかねません。

 

一見もっともらしい話、常識だと思っている話

たくさんあります。

 

しかし、もう一度それが本当にいいのかどうか

充実した人生を送るためには何が一番いいのか

考えた方がよいでしょう。

 

よろしければ、動画もぜひご覧になって下さい。     

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https://youtu.be/jC-DIzkMLjQ
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