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中曽根元首相の死と民営化の重要性

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中曽根元首相の死と民営化の重要性

YouTubeの動画も始めました。

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https://youtu.be/j0q1_ylP0Ec  

 

 

去る11月29日に、

中曽根康弘元首相が亡くなりました。

101才ということで、かなり長命でした。

 

中曽根首相は多大な功績を残した総理大臣でした。

 

有名なところとしては日米の友好関係の強化です。

中曽根元首相とレーガン元大統領は「ロン」「ヤス

ニックネームで呼び合う間柄であることが

当時話題になっていました。

 

もう一つの功績は国営企業だった

国鉄や電電公社の民営化を断行したことです。

 

今の若い人は名前すら知らないかもしれませんが、

国鉄は今のJR、電電公社は今のNTTです。

 

国鉄と電電公社は当時赤字でしたが、

今は黒字企業として大きくなりました。

NTTは携帯電話会社のドコモもあり、発展を遂げました。

 

民営化ということでは、タバコを売っていた専売公社

日本タバコ、すなわちJTになりました。

 

ただし、このJTに関しては、

タバコという健康に良くないものを売り続けている

という点で、問題があると私は考えています。

 

 

先日テレビのニュースを見ていたところ、

インドネシアの男性の喫煙率が75%を超えているいう

報道がありました。

 

私は「もしや・・・」と思い、

インターネットで検索をしてみました。

 

すると、なんと、今から2年前にJTが

インドネシアのタバコ会社を745億円で

買収していたことが分かりました。

 

 

日本国内ではタバコの売上は

年々減ってきているので、

他の国でそれを強化しようとしているのでしょう。

 

しかし、本来健康に良くないものを売り続けることは好ましくありません。

もっと別の方向にシフトした方がいいと思います。

 

その一方で、先日75才以上の医療費が

2割負担に引き上げられるというニュースが報道されていました。

 

今まで高齢者は1割負担でしたが、

徐々に引き上げが始まりました。

 

しかし、考えてみると、

2割負担でも決して多くはありません。

8割は国、あるいは自治体が負担しているのです。

 

そう考えると、医療も国営のようなものです。

 

私はいつも医療の枠を超えた医療を提唱しています。

どういうことかと言うと、

保険診療でできることには限界があるので、

その枠を超えた取り組みが必要だということです。

 

今回、中曽根元首相が亡くなり、

の民営化の功績を振り返った時に思うのは、

医療も税金に頼るのではなく、民営化してみると

面白いのではないかいうことです。

 

そうすればJTも、医療に参入することで、

健康に悪いタバコを売るのではなく、日本国民のためになる事業を

展開できるのではないでしょうか。

 

最後になりましたが、中曽根元首相は、

歴代首相の中では指折りの偉大な功績を

残した首相だと思います。

謹んでご冥福をお祈りします。

 

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