損して得とれ
YouTubeの動画も始めました。
動画で観たい方はこちらをご覧ください。
↓ ↓
私は相続案件の相談を受ける事がよくあります。
相続は争族などと言われますが、実際揉めないケースの方が
稀と言っても過言ではありません。
なぜこのような事になるかと言うと、
人間は自分が得をしたいという感情に支配される生き物だからです。
得をしないまでも、せめて半分ぐらいはほしい、、、
といった感情が湧いてくるのです。
この感情のため、どうしても揉め事が起きてしまいます。
これは何も相続に限った話ではありません。
自分が得をしたいという気持ちが出てくると、必ず揉め事が発生します。
この自分が得したいという感情は、言い換えれば、相手から奪おう
という感情なので、あまり良くないネガティブな感情です。
たとえば、あなたと相手が50:50で分けるのではなく、
あなたが60%、相手が40%で分けるとします。
あなたは10%の得をしますが、その分相手は損をする事になります。
10%の得と言っても、差し引きでは20%の差がついてしまうのです。
このような状況では、あなたは得をしましたが、
相手は損したというネガティブな感情をずっと引きずります。
つまり、双方とも奪った、奪われたという
ネガティブな感情を引きずる事になります。
これは、何か物を買う場合も同様です。
たとえば、あなたが仕入れ値が5千円の商品を1万円で買うとします。
この場合、販売した人は5千円の利益が出ます。
しかし、もしここであなたが2千円値引きをしてもらうとすると、
販売した人の利益は2000円減ります。
あなたは得をしましたが、相手は損をする事になります。
こういったケースは、必ずどちらかが得をすれば、どちらかが損をするのです。
相続などで揉め事になり、ネガティブな感情を引きずっていると、
他の事にまで悪い影響が出てきます。
このネガティブな感情を断ち切るために、損して得とれという発想が出てきます。
数字上は損をしても、円満な状態の方が長い目で見れば得をします。
たとえば、あなたの取り分が40%で、相手が60%であれば、相手は喜びます。
自分もネガティブな争いから解放されます。つまり、あなたも得をするわけです。
この方が実はうまくいくのです。金は天下の回り物と言いますが、
こういった事が、やがて巡り巡って、プラスの恩恵をもたらしてくれます。
ですので、あまり目先の利益だけに囚われず、
損して得を取るという発想を取り入れると視野が拡がると思います。
****************
ブログ、HP以外にLINEやメルマガでも、
みなさんのお役に立つ情報を配信しています。
天才脳開発、集中力の高め方、目標達成、
時間管理、仕事の効率アップ、受験勉強、
ダイエット、収入アップなどなど
ご興味のある方は、下記よりお申込みください。