医師は不動産投資をやってはいけない?
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先日あるセミナーに参加した時に有名な不動産投資家の方と話をしました。
その方は私がドクターという事を知り、開口一番、
「医師や弁護士、公認会計士とか士業の人は、
不動産投資よりも本業で稼いだ方がいいですよ」
と言いました。
その理由を、彼は次のように語っていました。
「たとえば、あまり年収の高くない人、年収500万ぐらいの人は
仕事でいくら頑張っても、年収600万ぐらいにしかならないので、
そういう人は積極的に不動産投資をした方がいいですよ。
それに対して、年収1000万の人たちは頑張れば年収1500万ぐらいにする事ができる。
だから、いわゆる士業の人たちは不動産投資よりも本業で稼いだ方がいい」
果たして、これは正しいのでしょうか?
医師のケースで考えてみましょう。
確かに医師は、勤務医でも年収1000万~1500万、
場合によっては2000万を稼ぐ事は可能です。
しかし、先日あるニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか?
どういったニュースかと言うと、勤務医の残業時間の上限を
年2000時間まで検討するというニュースです。
(朝日新聞のニュースサイトに飛びます)
これは、救急や地方など、医師が不足しているところでは、
医師の残業時間を年間2000時間まで認めようというものです。
2000時間と言うと、数字が大きいのでピンときませんが、
1年間は52週間なので、仮に50週として計算をすると、
2000時間 ÷ 50 = 40時間
1週間あたりの残業時間は40時間となります。
そして、週に2日休むとすると1日あたり8時間の残業はOKにする、、、。
労働基準法で、一般企業では1週間の労働時間は
40時間と定められていますが、
医師はその倍までは働いてもOKというわけです。
もう意味が分かりませんが(笑)、医師が不足している昨今、
法律違反にはしないからたくさん働けという事だと私は解釈しました。
つまり、医師はそれぐらい過酷な勤務を強いられているのです。
しかし、それだけ大変な仕事をする割には、収入はそこまで多くないと言わざるを得ません。
では、勤務医ではなく開業医であればいいのかと言うとそうでもありません。
開業医は、上手くいっている人と上手くいっていない人が二極化しています。
上手くいっていない人は開業しつつ、他の病院でアルバイトをするなどして大変です。
かといって、上手くいっている人が万々歳というわけではありません。
1人で大勢の患者さんを診なければならず、1日に100人~130人という数を
こなすケースもあります。
それで、もし自分自身が病気になり、代わりも見つからなかったとしたら
診察を休まざるを得ず、収入が途絶えてしまいます。
勤務医でも開業医でも間違いなく言えるのは、
働き続けないと収入が途絶えてしまうという事です。
したがって、先ほどの不動産投資家の「士業は本業で稼げ」というのは、
少なくとも医師の世界においては当てはまらないのではないかと私は考えます。
特に、家族のいる医師は、収入が途絶えてしまえば困ってしまうので、
だからこそ不労所得が必要なのです。
しかし、私はあえて反論はしませんでした。
飲み会の席という事もありますし、この方は自分の価値観で物を語っていて、
そこから出ず、また、そこに他人を入れようともしていないからです。
自分の世界が完全にできあがっていて、言い合いをしても
無意味だという事が分かっていたので、私は否定もせず、
ただ彼の話を聴いていました。
たまに、お酒の席で口論を起こす人がいます。
そのような時は、だいたい世界観や価値観が異なる人同士が
意見をぶつけ合い、口論が起こってしまうのです。
しかし、そもそもその人の価値観や世界観が変わらない限り、
話し合いにはなり得ないので意味がありません。
このような時は、無益な戦いはしない方がよいでしょう。
逆に言えば、自分自身の考えも必ずしも正しいとは限らないので、
相手にそれを押し付けるのも好ましくありません。
今回の話から言えるのは、他人の言葉を鵜呑みにしてはいけないという事です。
それが正しそうに聞こえても、本当に正しいのかどうかは自分で考え、
検証しなくてはなりません。
最終的な判断も、自分自身で下すしかないので、
自分で道を選択して、それに向かって行動するしかないのです。
そもそも物事の何が正しくて、何が正しくないかという事自体に、
正解がないと考えた方がいいです。
自分で考えて、自分で選択をするといった事に尽きるかと思います。
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