日本では、運転中の携帯電話に出ることが禁止されていますが、これは携帯を持って片手で運転することに原因があるのではありません。
「電話に対応する」という作業(=タスク)に集中力を分散してしまい、
運転が疎かになってしまうことに原因があります。
ですから、イヤホンなどを使って、携帯を持たずに話したとしても、同じことなのです。
このように、現在社会は、我々の注意を分散させる要素がたくさんあります。
携帯
Eメール
フェイスブック
LINE
などなど、、、、、。
その一方でこうした複数の作業(=マルチタスク)を同時並行でこなせるという人もいます。
では、このようなマルチタスク派は、果たして優れたパフォーマンスを発揮しているのでしょうか。
スタンフォード大学で行われた実験によると、予想に反した結果が出ました。
マルチタスク派は、非マルチタスク派よりもパフォーマンスが悪かったのです!
たとえば、下図のような、赤い長方形に注目する実験があります。
被検者は、まずカードを見せられ、インターバルを置いて、またカードを見せられます。
この時、赤い長方形の配置が変わっているのです。
この実験では、注意を分散させるために、赤い長方形の周りに青い長方形が並んでいます。
マルチタスク派の人は、青い長方形に気が散ってしまい、青い長方形が増えるほど、赤い長方形の配置が変わったことに気づかないという結果が出ました。
他にもいくつかの実験が行われましたが、同様に、
マルチタスク派は、注意を分散させる要素が増えるほど、パフォーマンスが落ちる
という結果が出ています。
この実験結果から推測すると、普段、スマホやパソコンであれこれやっている人は、一見マルチなタレントがあるように見えて、実は、1つのことをじっくりやっている人よりもパフォーマンスが低いと予想されます。
ですから、何かに集中する必要がある時は、
「気を散らすもの」はなるべく排除
した方が良いでしょう。
たとえば、パソコンで仕事をしているのであれば、
メールやフェイスブックの画面は閉じてしまって、
すぐに見られないようにした方が、メインの作業に集中できます。
スマホもLINEやメールのアラームをオフにしておいたほうが良いでしょう。
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