先日、ある教育評論家の女性と対談をしました。
テーマは、
「物事に前向きに取り組んで成功する人がいる一方、
ネガティブな発想で上手くいかない人がいる。その違いは何か?」
というものです。
教育評論家の女性
「やはり、こうした違いは、性格によるものでしょうか?」
私
「確かに、性格というのは、ある程度先天的に決まっている部分があります。
例えば、最近は、うつになる人が増えていますが、
気分を左右するセロトニンというホルモンの代謝は、
遺伝的に個人差があることがわかっています。」
教育評論家の女性
「では、やはり、遺伝的な性格が重要ということでしょうか?」
私
「重要な要素であることは間違いありません。
しかし、うつになりやすいタイプの人が全員うつになるかというと、
そんなことはありません。
やはり、それだけでは決まらないということです」
教育評論家の女性
「では、何が違うのでしょうか?」
私
「違いは、考え方です。
正しい考え方を身につけることによって、
物事への対処の仕方が変わります」
教育評論家の女性
「今一つ、よくわからないのですが、、、」
私
「では、将棋に例えてみましょう。
将棋では、いろいろな戦略、つまり、戦い方があります。
そして、定跡と言って、
勝てるパターンがある程度確立されています。
それを学ぶことが、
我々が人生における考え方を学ぶことに相当します。
その考え方を知ることによって、
物事への対処の仕方が変わる、
つまり、勝負に勝てるようになるのです。」
教育評論家の女性
「なるほど、私たちが生きている実際の世界も、
いろいろな人がいて、将棋の駒とよく似ていますね。」
私
「そうですね。将棋の駒は、全部で40個。
それに比べると、人間の数は、とてつもなく多いので、
ずっと複雑です。
ただし、将棋と違って、
全ての駒を相手にする必要はありません」
教育評論家の女性
「それは、どういうことでしょうか?」
私
「例えば、仕事の取引先に、性格の悪い人がいるとします。
その人の相手をするのが嫌だったら、
あえて戦わなくても良いのです」
教育評論家の女性
「え、そんなことが可能なんでしょうか?」
私
「ええ、十分可能です。世の中に駒は、無数にありますから。
もっと良い人と取引をすれば良いのです」
教育評論家の女性
「なるほど、そういうものなんですね。
こうして例えるとわかりやすいですね。
ちなみに、性格というのは、変えることはできるのでしょうか?」
私
「そうですね。
性格は、、、
基本的には変わらないと思った方が良いです。
よく、相手を変えようとする人がいますが、これは難しい」
教育評論家の女性
「そうなんですね。性格は変わらない、、、」
私
「将棋に例えるなら、駒の動きのようなものですね。
歩(ふ)のようにコツコツタイプの人もいれば、
桂馬(けいま)のような気まぐれタイプもいる。
飛車(ひしゃ)や角(かく)のように、
強引で物事を一気に進めようとするタイプもいるわけです」
教育評論家の女性
「なるほど。性格は基本的に変わらない。
でも、考え方を学ぶことで、いろいろな問題に対処できるようになるのですね。
そうすれば、みんな成功できる」
私
「そうです。
王様以外の駒は、相手の陣地まで行けば、
裏返って強くなることができます。
歩でも、コツコツ進めば成金になれるのです(笑)」
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