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医療ミスって、そんなに多いの?

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医療ミスって、そんなに多いの?

ミスという言葉は、

英語のミステイクから来ていて、

失敗という意味です

 

では医療ミスと言うと、

どんなものがあるでしょうか。

 

手術中のミス、診断のミス、

投薬のミスなどありますが、

今回はざっくりと、

これらを医療ミスと定義して

お伝えしていきます。

 

医療の現場で、

ミスが起こることがあります。

 

このブログを読んでいる方の中で、

医療関係者以外の方は、

「そんなにミスなんて起こらないんじゃない?」

と思われるかもしれません。

 

しかし、実は医療ミスの件数は、

一般の人が思っているよりも

ずっと多いのです。

 

では、なぜ医療ミスが

起きてしまうのでしょうか。

 

そもそも医療従事者、

つまり医師もナースも

神様ではありません。

 

「お医者様は神様だ」などと

言われることもありますが、

決して神様ではないので、

間違えることは誰でもあります。

 

ですから、どうしても

ミスは起こるのです。

 

しかし、実際に

医療を受ける立場になってみると、

ミスは困ります。

 

ミスによって、

助かるはずの命が助からない

というのは困ります。

 

では、どうすれば医療ミスを防いだり、

減らしたりできるでしょうか。

 

そのために有効なのが

チェックリストです。

 

これは、チェックすべき項目を

リストにしたものです。

 

「アナタはなぜチェックリストを使わないのか」

という本があります。

 

 

チェックリストの効能について

分かりやすく書かれているので

読んでいない方はぜひ読んでみてください。

 

かつて、飛行機も事故が多かったのですが

近年飛行機が墜落したという話は

あまり聞きません。

 

それはなぜかと言うと、

こういったチェックリストを用いて、

ミスを減らすことを徹底したからです。

 

その結果、飛行機事故が

起こる確率が低下しました。

 

 

チェックリストは

ミスを減らす上で有効です。

 

医療現場でもチェックリストを活用すれば、

医療ミスを減らすことが可能です。

 

しかし、手術中など、

医療現場においては、

チェックリストを見る

余裕がない場面もあります。

 

そういった時は

どうすればよいでしょうか?

 

それは、AIの活用です。

特に、かつて私がしていた

心臓カテーテルの分野では、

AIがきわめて有効だと思います。

 

なぜかと言うとカテーテルは

患者さんの体を見ながら治療するのではなく、

画面を見ながらカテーテルや

ガイドワイヤーという器具を

操作するからです。

 

ですから、AIで容易に

分析することができます。

 

カテーテルではミスを起こさないために、

いくつかポイントがあります。

 

たとえば、カテーテルの

位置がずれていないか、

ガイドワイヤーが奥に行き過ぎたり

手前に来過ぎたりしていないか

ということを常に注意する

必要があるのです。

 

人間だと、ボーッとしてうっかり

ミスが起きやすくなりますがAIであれば、

こういったことも常に正確に判断することが

可能です。

 

さらに、AIには

学習能力があります。

 

どういった状況で

ミスが起こるかを学習して、

ミスを減らしていくことが可能です。

 

これからの時代はAIを活用することで

医療ミスを大幅に減らすことが

可能になるだろうと私は考えています。

 

それは診断についても同様です。

 

人間が感覚的に判断するよりも

AIに学習させて判断してもらう方が

正確です

 

ここまで、一般の人が読むと、

「お医者さんってアテにならないの?」

と思われるかもしれませんが(笑)、

近い将来そういう時代が来る

可能性は高いです。

 

画像診断のCTも同様です。

画像を見て病気を見つけることも、

人間の能力をAIが上回る日が

近い将来訪れるでしょう。

 

医療ミスを減らす上で、今後

AIは重要なカギを握るだろうと

私は考えています。

 

よろしければ、動画も

ぜひご覧になって下さい。     

  ↓   ↓   ↓

https://youtu.be/OPjJ9TLIfGA
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