寿命を延ばす方法
多くの人が健康で長生きしたいと
願っていると思います。
では、どうすれば
寿命を延ばせるでしょうか?
いろいろな研究結果や私自身が
多くの患者さんを診てきた経験から、
特に大事なポイントを3つ、お伝えしていきます。
まず1つめは、タバコを
吸わないことです。
タバコは体によくありません。
百害あって一利なしと言っても
過言ではありません。
上記グラフからも、
タバコを吸う人の方が、
タバコを吸わない人よりも
長生きできないことは明らかです。
喫煙者がかかるリスクが高い
典型的なものは肺ガンです。
それに虚血性心疾患といって
心臓の血管が詰まる病気もあります。
私が専門で診ていた病気ですが、
これもタバコが危険因子です。
タバコを吸うと、心筋梗塞や
狭心症といって、心臓の血管が詰まってしまう
病気になりやすい傾向があります。
新型コロナウイルスの重症化の要因として、
血栓、つまり血の固まりができることが
挙げられます。
この血栓もタバコを吸う人は
できやすくなります。
コロナに関しても危険度が高まると言えます。
全ての面において、
タバコに良い点はありません。
絶対にやめたほうがいいでしょう。
タバコを吸わないことが
寿命を延ばすために、
大事なポイントになります。
2つめのポイントは何かと言うと、
運動不足は良くありません。
運動不足の人は、虚血性心疾患、
2型糖尿病、ガンなどになる
危険性が高まります。
意外に思われるかもしれませんが、
ガンにも生活習慣が関係してきます。
運動不足からメタボになり、高血圧や
糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病になると、
ガンにもなりやすくなります。
いわゆる負のスパイラル、
もしくは死のスパイラルと言えます。
このように、病気になる確率が
上がってしまうので、
なるべく運動をした方がいいです。
いつもお伝えしている通り、
人間は元々体を動かすようにできています。
積極的に運動をするようにしましょう。
寿命を延ばすための3つめのポイントは、
ストレスを減らすことです。
現代人はストレスが多いです。
慢性的なストレスによって、
ストレスホルモンと呼ばれる
コルチゾールの分泌が増えます。
これが悪影響を及ぼし、
いろいろな病気のきっかけに
なってしまいます。
ストレスを減らすための対処法は
主に2つ考えられます。
まず1つめの対処法は、
ストレス自体を減らすことです。
たとえば満員電車に乗ることが
ストレスなのであれば、
それを極力避けるようにするなどです。
このような工夫をすることで、
ストレスを減らすことが可能になります。
もう1つの対処法は、
ストレスに対する認識を変えることです。
ストレスは過度なものでなければ
害はありません。
ある程度のストレスは必要です。
ところが、同じストレスでも
ネガティブに捉える人は、
寿命が短いという研究結果があります。
同じストレスでも、
ポジティブに捉える人は
寿命が縮むことはありません。
これに関連して思い当たるのが、
筋トレです。
筋トレは、筋肉に適度な
ストレスをかけます。
これを健康のためと
ポジティブに捉える人にとっては
ストレスには感じません。
しかし、拷問とか、
無理にやらされているといった
ネガティブな捉え方をする人もいます。
このように、同じストレスや負荷でも、
捉え方によって脳の反応が全く違ってきます。
ひどいストレスは極力避けた方がいいですが、
ストレスをネガティブに捉えることも
やめた方がいいという結論になります。
よろしければ、動画も
ぜひご覧になって下さい。
↓ ↓ ↓
https://youtu.be/gG9sKKfc3pc