恩を売る
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https://youtu.be/yp1qx1tzGi4
今回のテーマの「恩を売る」という言葉ですが、
決して恩着せがましいという意味ではありません。
恩を売るというのは、
のちのち自分の立場を有利にしたり、
利益を得たりする目的で人を助ける
という意味です。
以前、某銀行の営業マンから私に
3月末に突然、
「先生、お金は必要ではないですか?」という
電話がかかってきました。
なぜそのような電話がかかってくるかと言うと、
銀行は3月末が決算だからです。
それに向けて営業マンにも、
いろいろなノルマがあるのです。
そういった状況なので、電話は
「担保の必要ないフリーローンを借りてほしい」
という内容でした。
そのローンの金利は高いのですが、
その営業マンは真面目で優秀なので、
私は恩を売っておこうと思い、◯◯◯万円借りました。
そして、翌年の3月末にまた同じ営業マンから、
電話がかかってきました。
またノルマ達成に向けて頑張っていたので、
私はまた◯◯◯◯万円借りることにしました。
特にお金に困っていたわけではなく、
むしろ金利が高いので、私はあまり得をしないのですが、
恩を売っておこうという目的で、あえて借りたのです。
その営業マンとはその後も付き合いが続いています。
私や私の知り合いが困っている時に助けてくれて、
良い関係が築けています。
かつて売った恩は十分に返ってきていると言えます。
これはあくまで一例ですが、
こういったことを常に意識するとよいと思います。
私も、この人になら恩を売っておいてもいい
と思える人であれば、自分が得をしない、
むしろ少し損をするぐらいでも
踏み切る判断をしています。
しかし、中には恩を仇で返す人もいるので、
誰でもも彼でも恩を売っていいというわけではなく、
判断基準が大切です。
簡単な基準としては、
あまり得をしない、場合によっては
損をする条件でも、この人なら後々きっと
恩を返してくれるだろうと確信できる人であるかどうかです。
そのような人に、こういったやり方を選択すると、
後々役に立つことがあると思います。