アメリカでは、1960年と比べて平均363キロカロリーも一日の摂取量が増えているそうです。
カロリー摂取量の増加とともに、肥満も増え、深刻な問題となっています。
カロリーも問題ですが、実は、
「何を食べるか」
ということは、もっと重要です。
なぜなら、
「何を食べるか」
によって、
「食べる量」
自体も変わってしまうからでです。
野菜やタンパク質や食物繊維は空腹を減らしますが、パンや、精製された糖分や加工食品は食欲を増して、食べ過ぎの原因になるそうです。
同じカロリーでも、食品によって効果は大違い!!
「どんな食品でもカロリーは同じ」「痩せたかったら、カロリーを減らせば良い」「太るのはカロリー過剰」といったカロリー神話が常識となっていますが、実はこれは大間違いなのです!
同じカロリーでも、どの食品から摂るかで、効果は大きく異なります。
今、特に問題になっているのが、フラクトース(果糖)のカロリーです。
同じ果糖でも、組み合わせる食品によって代謝が異なります。つまり、「果糖と砂糖」「果糖とタンパク質」「果糖と脂肪」では、トータルのカロリーが同じでも、代謝は全く異なるのです。
その理由は、栄養素の組み合わせによって、ホルモンの反応が異なるためだと考えられています。
ホルモンの反応によって、我々の体は、どれだけの脂肪を蓄えるか、決定を下すのです。
このように、同じカロリーを摂取しても、食物の内容によって体の反応が異なるため、単なるカロリー計算だけでは、痩せられないのです。
「太るのは、食べ過ぎと運動不足が原因」というのも、もはや常識となっていますが、これも実は正しくありません。
体に入るカロリーと出て行くカロリー。この差で、太るか痩せるかが決まるわけですが、それは様々な要素に影響を受けます。なかでも、
「何を食べたか」
というのは、とても重要な要素なのです。
そして、多くの人が見落としているポイントは、我々の体が、
どれだけ脂肪を燃焼させる能力があるか
ということです。
糖尿病患者のように、インスリン抵抗性が上がっている、つまり、インスリンの効きが悪くなっている人は、脂肪を燃焼する酵素があまり働かなくなっているのです。
肥満を科学する
もしあなたが太りたいなら、ポイントは2つです。
1 満腹感をブロックする
2 脂肪の代謝に関わる酵素の働きを抑えて、脂肪を燃焼しにくい体にする
まず、レプチンというホルモンが重要な鍵となります。
レプチンは、食欲を調節します。
血液中のレプチンの濃度が上がると、満腹感が生じ、人は食べるのを止めます。
ところが、精製された砂糖、特に果糖は、レプチンの抵抗性を高めます。つまり、レプチンの効きが悪くなり、満腹を感じなくなるのです。
さらに、脂肪を燃焼する能力も低下します。
加工食品に含まれる脂肪も、同じようにレプチンの効きを悪くします。
肥満でインスリン抵抗性が高くなっている人は、健康な人に比べて糖分の吸収が良くなっており、脂肪が付きやすい体質になっています。
慢性的に太っている人が、なかなか痩せられず、「水を飲むだけでも太ってしまう」などと言うのは、このためです。
どうすれば、スリムな体を取り戻せるか?
あなたが今、余分な脂肪がつきすぎていて、スリムな体を取り戻したいと思っているなら、次の2つのポイントを実行しましょう。
1 砂糖、精製された果糖、小麦、加工食品を避ける
2 オーガニックな天然食品を摂る
・野菜を多めに
・良質のタンパク質を適量とる。除脂肪体重(脂肪を除いた体重)1キロあたり1グラム。
例:あなたの体脂肪率が20%なら、全体重の80%が除脂肪体重。
・良質な脂肪を摂る
短期間・短時間のファスティング
短期間・短時間のファスティングもスリム化のために有効です。
以前にも紹介しましたが、時間帯を決めて、たとえば、朝9時から夕方5時までは何も食べないといった、短時間のファスティングを繰り返すもので、いろいろなバリエーションがあります。
空腹になると、糖をエネルギーとして使いにくくなります。その結果、脂肪が燃焼しやすくなるわけです。
これは、有酸素運動で脂肪が燃焼しやくなるのと同じような効果があると考えられます。
このような、短期間・短時間のファスティングを数週間続けていくと、砂糖やファストフードに対する「中毒」も治ると言われています。
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