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なぜ、インターネットが普及しているのに教育の情報格差が拡大しているのか?

更新日:

 

■読者の方から、

 昨日のブログに関して

 ご質問をいただきました。

 

 返信送ってくださり、

 ありがとうございます。

 

 今日は、それに答えていきます。

 

 

■昨日のブログで、私は

 このように書きました。

 

 =====

 今でも都会と地方では、受験に

 関する情報格差はかなり大きいです。

 

 というより、むしろ

 

 昔より格差は拡がっていると

 考えられます。

 =====

 

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■それに対して頂いた

 ご質問がこちらです。

 

 〜〜〜〜〜

 

 現代はインターネットも普及して、

 都会でも地方でも同じ情報に

 触れられる世の中です。

 

 なのになぜ、都会と地方で

 情報格差が拡がっていると

 言えるのでしょうか?

 

 〜〜〜〜〜

 

 これは非常に良い質問です。

 お答えします。

 

 

■この理由は

 脳の働きと関係があります。

 

 私たちの脳には、

 莫大な量の情報が

 絶えず入ってきています。

 

 それをすべて意識してしまうと、

 脳がパンクしてしまいます。

 

 そこで、無意識のうちに、

 必要な情報だけを

 取捨選択しているのです。

 

 

■例えば、

 

 バイオリンをやっている人が

 楽器店の前を通ったら

 バイオリンが目に入ります。

 

 しかし、

 

 私のようにバイオリンに

 興味のない人の場合、

 バイオリンがまったく

 目に入ってこないのです。

 

 

■厳密にいうと、

 見えてはいます。

 

 見えてはいますが、

 意識に上らないのです。

 

 つまり、

 

 興味のない人には

 見えていても

 気づかないというわけです。

 

 

■脳は、その人がアンテナを

 立てている分野の情報は

 キャッチしますが

 

 そうでない分野の情報は

 無視するわけです。

 

 

■これと同じことが

 受験情報に関しても

 当てはまるのです。

 

 受験情報に興味のある人には

 情報がどんどん入ってきますが、

 

 そうでない人の脳は

 情報に気づかずに

 無視してしまいます。

 

 

■ですから、

 

 いくらインターネットで

 地方でも都会でも

 同じ情報に触れられたとしても

 

 アンテナの立っていない人は

 情報に気づくことが

 出来ないわけです。

 

 

■そう考えたとき、

 

 一流大学が身近にある

 都会の人のほうが

 

 一流大学が身近にはない

 地方の人よりも

 

 受験を意識しやすい

 環境にあると言えます。

 

 

 つまり、

 

 都会の人のほうが、

 受験情報が入ってきやすい

 傾向にあるということです。

 

 

■地方にも優秀な子どもは

 たくさんいます。

 

 かつての私の様に、

 偶然手にした本で

 東大受験を意識して、

 

 受験に必要な情報を自分で見つけて、

 東京の大学に進む者もいます。

 

 

■その一方で、地方の多くの人は、

 

 受験に関する情報を

 意識するきっかけが

 都会に比べて少ないです。

 

 なので、

 

 その人の脳には受験に

 必要な情報が

 入ってこないのです。

 

 厳密にいうと、先ほどの

 

 バイオリンの例と同様に

 入ってはいるのですが、

 意識に上らないわけです。

 

 

■このような理由から、

 

 インターネットによって、

 都会・地方問わず同じ情報を

 手にできる環境であったとしても、

 

 受験情報に対する意識の差によって、

 情報格差が生まれるわけです。

 

 

■受験情報にうとくても、

 

 それはそれで、

 一つの人生なので

 悪いわけではありません。

 

 問題はそのような親のもとに

 生まれた子どもです。

 

 もし、

 

 その子がとても優秀で、

 東京の一流大学に

 行きたいと考えたとします。

 

 

■しかし、お父さんが

 受験にまったく関心がなく、

 

 「受験なんてくだらない。

    高校を出たら働け!」

 

 そんなことを言ったら

 どうでしょうか?

 

 それを押しのけて、

 東京の大学に進むのは、とても

 大きなエネルギーが必要です。

 

 ですから、

 

 途中で心が折れてしまう

 子どもが多いわけです。

 

 

■というわけで、

 

 都会に出た人は、

 受験情報を意識しやすく

 

 より多くの情報が

 入ってくるようになります。

 

 

 その一方で、

 

 地方に代々とどまっている人は、

 受験に関する意識が低く

 

 受験情報を

 取り入れようとしないため

 

 その結果、

 どんどん情報格差が拡大する、

 

 という図式が出来上がるのです。

 

 

■これは必ずしも、

 都会と地方の格差

 というわけではありません。

 

 東京の中でも、エリアによって

 格差はかなり大きいものがあります。

 

 東京23区内でも

 教育熱心な人が多いエリアと

 そうでないエリアでは、

 大きな開きがあるのです。

 

 

■ですから、

 

 都会と地方で比較するというのは

 必ずしも適切ではないかもしれません。

 

 ただし、

 

 今の日本では少子高齢化に伴い、

 地方の活性化というのが

 急務の課題となっています。

 

 そういった理由もあり、

 

 あえて

 

 都会と地方の情報格差

 といった表現を用いているわけです。

 

 

■ご納得いただけましたでしょうか?

 

 今後も、質問などあれば、

 メールを送ってください。

 

 私のメルマガにそのまま返信していただけ大丈夫です。

 

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