記憶を保持するためには、早めに復習することが重要です。
これは、誰も異論のないところだと思います。
ところが、
子どものうちは、記憶力が良いので、
普段あまり復習をしなかったという人もいるのではないでしょうか?
子どものうちは記憶力が良い?
これは何を意味するのでしょうか?
ポイントは2つあります。
1つは、小学校低学年だと、
まだ覚える項目も少なく、
内容もシンプルなので、
毎日復習する必要もないということ。
そして、もう一つのポイントですが、
子どものうちは、意味のないもの、あるいは意味を知らないものでも、すんなり記憶できる、
つまりは暗記力のようなものが強いので、
学校で習ったことを覚えていられるという点です。
ちなみ、
この暗記力と似たものに「直観像」というものがあります。
これは何かというと、ぱっと見たものを、
カメラで写真を撮るかのように記憶してしまう能力を指します。
このような直観像は成人では稀ですが、
児童・少年少女期には多く見られると言われています。
日本の研究では、
9〜14歳の児童の約7割が直観像を有するという報告があります。
このように、
暗記する能力が子どものうちは強いので、
なんとなく記憶しているだけで、
テストでも良い成績を取ってしまう子どももいます。
ところが、それだけに頼っていると、
学年が進むに連れて困ることになります。
なぜなら、、、、
直観像をはじめとした「暗記力」は徐々に衰え、
その一方で記憶すべき項目は増加、
かつ複雑になってくるからです。
こうしたことを考えると、
小学校低学年の時に「なんとなく覚えているからいいや」ではなく、
記憶を強化する仕組みを理解し、
将来困らないような“習慣”を形成しておくのが良いでしょう。
では、東大医学部に入るような人は、子どものころから復習をしていたか?
東大医学部生15名にアンケートをしてみました。
小学校1〜3年時に、学校の勉強を復習していましたか?
その答えは?
「復習をしていた」と答えた人は、なんとゼロでした。
中には「する必要がありませんでした」と答えた者もいました。
やはり、小学校低学年のうちは
復習よりも、どんどん先取り学習をしたほうが良いかな?
というのが結論です。
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