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医療費を減らすにはどうすればいい?

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日本の医療費は年々増え続けていますが、
厚労省のまとめによると、
2014年の医療費がついに40兆円に達したそうです。

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実は、医療費と介護費は別になっています。

介護費も年々増加しています

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国が、医療と介護を分けているのは、

医療費の増加をなるべく少なく見せるためなのか、

真意のほどはわかりませんが、

現場からすれば、どちらも似たようなものです。

この医療費と介護費を合わせた莫大な額は、
国の赤字の大きな要因
と言っても過言ではありません。

高齢者の増加とともに、
医療費も増えるのはやむを得ない面もありますが、
実際の現場を見ると、まだまだコストを抑える余地はあります。

主な問題点としては、

余分な投薬や検査や治療があります。

ここでも国民皆保険制度がマイナスに働いているのですが、
一般的に医療従事者はコスト意識があまりありません。

治療を決める際の重要な基準は
「保険で切られるかどうか」といいう点です。

これは以前も話しましたが、

例えばある薬を投与した場合に、
その費用の1割〜3割を患者さんが負担します。
残りは、国から支払われます。

ところが、
これは適正でないと判断されると、
国からは、その薬に関する費用は支払われず、
全額病院の負担になってしまう
のです。

これを「保険を切られる」と言うのです。

したがって、保険を切られるかどうかは、
病院にとって重要です。

医療従事者は、
いつもそのことを口うるさく言われているので、
保険を切られるかどうか」はいつも気にしています。

逆に言うと、保険さえ切られなければ
、何をしても良いことになります。

高齢者に高額な医療を施しても、
保険の範囲内であればOK
なのです。

例えば、心臓の血栓を予防する薬。
古い薬と、新しい薬で値段が10倍以上違います。

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これだけのコストをかける価値があるかどうか、
よく検討しなければいけないのですが、
それがあまりなされていないのです。

検査も同様です。
保険で切られなければ、
どんどん検査が行われます。

例えば、CT検査は、
海外に比べて日本ではさかんに行われています。

その結果、人口あたりのCTおよびMRI機器の台数は海外と比べてダントツ1位です。

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検査をやった方が病院が儲かるのですから、
現状のシステムでは、
このような流れにならざると得ないのでしょう。

このような無駄を全てそぎ落とせば、
今の医療費は3分の1ぐらいに減らせるはずです。


閉鎖的な医療の世界には、まだまだ多くの問題が潜んでいます。

 

 

 

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