いつからこんな医療情報を扱うようになったのか?!
これは先日の会見での、
DeNAの南場会長の言葉です。
DeNAのまとめサイト問題が波紋を呼んでいます。
なんと、
自分の会社が医療情報(もどき)を発信しているにもかかわらず、
南場会長自身は、
ネットの医療情報は全く信用していなかったそうです。
以下、南場氏のコメントです。
大変不覚なことだが、ウェルクの情報提供については全く認識していなかった。家族の闘病が始まってから(編集注:南場氏は2011年に夫の看病のために社長職を退いた。夫は12月5日に死去した)、ネットを徹底的に調べたが、たとえば「癌に効くキノコ」とかいった話も出てきて、ネットはそれほど役に立たない、信頼できないことがわかった。それ以降、私の情報収集は基本的には論文と、専門家からのレクチャーが中心になった。(ウェルクについて)知ったのは報道があってから。「癌」ということばで検索し、いくつか記事が出てきたときに「いつからこんな医療情報を扱うようになったのか」と愕然とした。経営者として不覚だった。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/120700511/?ST=smartより
いかがでしょうか。
自社のサイトに対して、
愕然とした!
不覚だった!
こんな発言があるでしょうか?
今回の一件で、
ネット上に間違った情報が氾濫していることが、
一般の人に認識されたことは良かったと思います。
グーグルの検索で上位に来るサイトの情報が
正しいとは限らない。
よく考えれば当然の話です。
そのことを世間に認識させたのは大きな功績(?)です(笑)。
しかし、
これだけネットが普及して便利になったというのに、、、
ネットで有益な情報が手に入らないとなると、、、
これも大きな問題です。
ちなみに、
医師は、どうやって情報を入手するかというと、、
基本的には論文を調べます。
論文を調べる時に使うサイトはこちらです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed より
きちんとした論文は、
たいてい、このサイトで検索できます。
試しに、
「KAATSU」と入れて検索してみると、、、
このように、52本の論文が出てきます。
加圧が単なる民間療法とは違い、
きちんと研究され、エビデンス(根拠)もあるということが、
これでわかるわけです。
このサイトで検索して、
ちゃんとした論文が見つかるものは、
ある程度信用に足るものと言えます。
ただし、
昨年のSTAP細胞のように、
有名な雑誌に載って論文になったけれども、
あとで覆ったということもあります。
ですから、100%正しいとは言えません。
そのことは認識しておく必要があります。
あとは、何と言っても、
信頼できる専門家に相談するのが一番です。
ところが、一般の人は、
専門の医師に相談したくても、それができない。
そこでネットに頼ろうとする、、、
その弱みをついたビジネスが今回のまとめサイト問題と言えます。
せっかく、インターネットという便利な仕組みがあるのですから、
正しい医療情報を伝える仕組みを作った方が良いし、
作るべきである。
そのような想いから、
現在、新しい仕組みを構築中です。
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