環境が悪いから上手くいかない
多くの人が、自分が上手くいかなかったこと、
現在上手くいってないことを
環境のせいにします。
しかし、本当にそうでしょうか?
おそらく、そのような発想をする人は、
どんな環境に行っても、
何か気に入らないことがあると、
環境のせいにしてしまうでしょう。
逆に気に入った環境に入れた場合は、
上手く行っていることを
自分の実力だと勘違いしてしまう。
100%自分の理想通りの環境というのは
まずありません。
何かしらの不満はあっても、
それを工夫次第で変えることは可能です。
私が研修医の時、
都立墨東病院の救命センターで半年間研修をしました。
当時、研修医は週に5日当直するという
まさに劣悪な環境でした(笑)。
しかも、部長も副部長も
短気で怒りっぽく、
自分がいない時に、
患者さんに何かあろうものなら、
「主治医のくせに何をやっとるんだ!」
と怒鳴られてしまいます。
仕事もきつい、
上司も怖い
こんな最悪な環境ですが、
変えることができました。
まず、研修医同士で相談してシフトを変えることにしました。
研修医2名でコンビを組み、
どちらかが病院に泊まる。
もう一人は帰って良いという体制に変えました。
まあ、それでも月の半分は当直なのですが(笑)、
病院を離れた時は、呼ばれることはないので、
安心できます。
次に怖い上司をどうしたか?
当時、織田裕二主演の
「振り返れば奴がいる」というドラマが流行っていました。
病院に泊まることが多いので、
医局のテレビで、みんなで見ていました。
ある時、部長が
「なんだこれは?」と言うので、
「先生、これ面白いから、試しに見て下さい」と言ったところ、
「ふん、こんなのくだらん」と言いながら、見始め
「これ、くだらないけど、面白いな!」と
部長も副部長もドラマにハマってしまいました(笑)。
その後は、毎週水曜日の夜は、
みんなテレビに釘付け。
昼間、処置をする時も、
「これからオペを始める」などと、
「振り返れば奴がいる」ごっこをする始末(笑)。
包帯交換といって、患者さんの消毒をして包帯を替えるのですが、
ヤケドの患者さんで、全身包帯を巻かれていて、
処置がとてもとてもたいへんな患者さんがいました。
そこで、ドラマの主題歌の「YAH YAH YAH」や、
当時のヒット曲をかけて、リズムよく作業をすると、
面倒な処置も楽しくこなすことができました。
こうして、私が研修に行った時とは、
すっかり雰囲気が変わってしまったのです。
このように
ちょっとした工夫で環境は変えることができます。
環境のせいにする前に、
何か工夫ができないか考えてみましょう。
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