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Money and Medicine 医療費高騰と過剰診療

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日本でも医療費の増加が問題になっていますが、アメリカは、はるかにその上を行っています。

医療費は世界トップの高さ、なのに、国民の健康レベルは、世界最低レベルです。

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医療的なケアは増やせば良いというものではない!

 

医療研究所(the Institute of Medicine)の報告によると、アメリカの医療費の約30%は、無駄な検査や治療に使われているそうです。

その額は日本円で約75兆円です!

 

経済的、そして精神的なストレスを考えると無駄な医療による損失はそれ以上の額にのぼると言えます。

あわてて治療をしなくても、生活習慣を改善するだけで、良くなケースもたくさんあります。

 

ユタ州の山間医療センター(Intermountain Health Care)では、手術の割合をおよそ半分に減らし、「経過観察」するケースを増やしましたが、結果が以前より悪くなることはありませんでした。

 

皮肉にも、この手術頻度は、医師たちが自分の家族の治療方針を選択する割合と同じだったのです。

つまり、医師たちは、家族にはやらないような手術を他人にはしていたということになります。

 

 

アメリカにおいて、医療は第3の死因!!

アメリカの死因の1位は心臓病、2位はガンですが、3位はなんと「医療行為」そのものなのです。防止可能な医療事故が、アメリカ人の全死亡の6分の1を占めています。

最近の統計によると、

年間21万人から44万人が、

ひどい医療事故で亡くなっています。

 

 

CTによる過剰な被曝

過剰に行われるCT検査も偽陽性、医療ミス、合併症のきっかけとなっています。

なぞ、それほどたくさんのCT検査をするのか? たとえば、頭部外傷の場合、1000人に一人でも脳内出血を見落とせば訴えられるという恐れから、全員にCTをやることになってしまうのです。

しかし、1回の頭部CTの被曝量は、胸部レントゲン200枚から500枚分に相当します。これにより、将来ガンになる確率が増えてしまっては、本末転倒なのです。 ですから、CTもよく考えて施行する必要があります。

 

 

乳がん検診における偽陽性

3900万人のアメリカ人女性が毎年乳がん検診としてマンモグラフィを受けています。

生涯を通して8人に1人の女性が乳がんと診断されます。

しかし、8人中4人は、10年間で少なくとも1回偽陽性の診断をされるのです。

ひとたび偽陽性の診断を受けると、不必要な医療行為をたくさん受けることになり、多くの損害を被るのです。

 

 

前立腺がんのスクリーニングも無意味?

PSAによる前立腺がんのスクリーニングも意味がないと言われています。 ある統計によると、15例の前立腺ガン手術で、正真正銘のガンは1例と言われています。

 

帝王切開:医師にとってはローリスク、女性にとってはハイリスク

帝王切開は、医師にとってはスケジュールが組みやすく、出産に伴う訴訟のリスクも減らせます。

しかし、逆に出産する女性にとっては、手術に伴うトラブルによって危険性が3から5倍にも跳ね上がるのです。

帝王切開の比率は国によって異なりますが、WHOは、帝王切開の比率を10〜15%に抑えるよう勧告しています。

前述したユタ州の医療センターでは、帝王切開の割合を20%まで減らし、推定で年間約60億のコスト削減に成功しました。

 

 

奇跡を追い求めるコスト

我々の寿命はこの1世紀の間にほぼ2倍に伸びました。1900年には47歳だった寿命が今や80歳に達しています。

しかし、この

「人生の終わり」いわゆる「終末期医療」

に多額のコストがかかっているのです。

「手術をしなければ、ガンは取り除けない。でも、手術をしても助かる可能性は低い」 そう医師から言われた場合、他に選択肢がなければ、あなたは手術を選択するでしょう。

しかし、結局はたくさんの点滴や人工呼吸の管につながれ、苦しみながら最期を迎えることになるのです。

がん患者に積極的に緩和療法(手術や抗癌剤よりも苦痛を取ることを優先する治療)を取り入れたところ、むしろ患者が長生きでき、コストも削減できたという報告もあります。 http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1000678#t=abstract http://www.nytimes.com/2010/08/19/health/19care.html?_r=0

 

 

不要な医療を避けることが寿命を伸ばす

普段から、食事や運動、ストレス管理に気を配り、緊急時以外は、不必要な医療は避けた方が良いでしょう。

アメリカでは、7月になると新人の研修医がいっせいに働き始めるため、「致命的な投薬ミス」の割合が、7月には10%増えるといった、怖い報告もあります。

 

 

 

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