日本人の生産性は低いのか?
昨年、「生産性」という言葉が悪い意味で話題になりました。
今日の話は、生産性に関する真面目な話です。
日本人の労働生産性は、先進国の中で最下位と言われています。
これを聞いた時、私はとても意外な感じがしました。
なぜなら、日本人は勤勉で仕事も速いからです。
ちなみに、労働生産性をどのように評価しているかと言うと、
以下の2つになります。
(1)1人あたりの労働生産性 = GDP ÷ 就業者数
(2)時間あたり労働生産性 = GDP ÷ 総労働時間(就業者数×労働時間)
詳しくはこちらをご覧ください。
https://workit.vaio.com/i-factors-that-worked-well-2/
これを単純に考えると、一人一人がたくさん稼ぐ事ができれば、
労働生産性が高いという事になります。
ここで問題になるのが、日本は他の国に比べて、物価が非常に安いという事です。
私はハワイによく行きますが、ハワイと日本の物価は
ざっくり2倍ぐらいの違いがあります。
これは、おそらくオーストラリアなどと比較してもあまり変わらないと思います。
ハワイのワイキキに行くと、ABCストアというお店が、
日本のコンビニのようにあちこちに立ち並んでいます。
このお店でサラダを買うと、500円以上します。
ですから、日本のコンビニでサラダを買う金額の2倍、あるいはそれ以上です。
しかし、店員は仕事がとても遅いです(笑)。
どうひいき目に見ても、日本人の半分以下の速度です。
ここでまた単純に計算をしてみましょう。
ハワイの店員は、日本人の半分の速度なので、物が半分しか売れません。
しかし、物価が2倍なので、2分の1 × 2 = 1 で、
結局、日本人店員と同じだけの売上を上げる事ができます。
そうすると、労働生産性は同じはずです。
ところが、ここで問題になるのは、賃金の違いです。
賃金も、ハワイの方が日本の2倍、あるいはそれ以上です。
どちらを基準にするかは難しいところですが、
日本の賃金は明らかに安すぎると思います。
そのため、必要以上に人員を配置している可能性があります。
そうすると結果として、一人あたりの売上は低くなってしまいます。
このような事から推測すると、やはり日本人の
計算上の労働生産性は低いのだろうという結論になります。
なぜ勤勉で優秀なはずの日本人の労働生産性は低いのか?
このようになってしまったのは、日本人のセルフイメージに原因があると思います。
長い間の不景気やデフレのため、安い物価や低い賃金が
当たり前だという意識になってしまっているのです。
ですから、
「自分はこれだけ仕事ができるのだから、もっと高い給料をもらって当たり前だ」
といったセルフイメージを持つ事ができないのだと思われます。
実際、勤務医の給料なども、私が医学部を卒業した頃とほとんど変わっていません。
おそらく、サラリーマンやアルバイトの人の給料も同様でしょう。
逆に考えれば、このようなセルフイメージを変えさえすれば、
一気に収入をアップできるチャンスはたくさんあるとも言えます。
先日のメルマガでも書きましたが、私は今年は
生産性をMAXにするべく、新しい仕組みづくりに邁進しています。
****************
ブログ、HP以外にLINEやメルマガでも、
みなさんのお役に立つ情報を配信しています。
天才脳開発、集中力の高め方、目標達成、
時間管理、仕事の効率アップ、受験勉強、
ダイエット、収入アップなどなど
ご興味のある方は、下記よりお申込みください。