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成功したければ環境を変えなさい!

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成功したければ環境を変えなさい!

かつて、読売ジャイアンツが、

他球団の4番選手ばかりを引き抜いていた時期がありました。

 

オールスターのようなチーム、さぞかし強いチームになるかと思いきや、

そうはなりませんでした。他の球団では活躍していた選手が、同じような成績を残せず、

次々と消えていったのです。唯一、巨人で4番を張り続けられたのは落合博満選手ぐらいでした。

なぜ、このようなことになったのでしょうか?

 

マネージメント理論には、2:6:2の法則というものがあります。

10人のチームを作ると、そのうち成績優秀なのは2人

6人は可もなく不可もないグループ、残りの2人は落ちこぼれ

という構成になるという法則です。

 

他の球団では上位の2人に入っていた選手が、ジャイアンツに来ると

真ん中の6人に入ってしまったわけです。

 

ここに、この法則の面白い特徴があります。

どういうことかと言うと、上位の2割の人だけを集めたグループを作っても、

その中でやはり、2:6:2に分かれてしまうのです。

つまり、先ほどのプロ野球選手の例のように、あるグループでは上位2割の

優秀なグループに属していた人が、優秀な人ばかりのグループに入ると

この2:6:2の分類に沿って、分かれてしまうのです。

 

さらに、興味深いことに、下位の2割、つまり落ちこぼればかりを揃えた

グループを作った場合、この中でもやはり、2:6:2の法則が働くのです。

落ちこぼればかりを集めたグループでも、そのうちの2割は、

優秀な成績を発揮するようになるのです。

 

こうして考えると、人間の能力というのは、絶対的なものではなく、

環境に大きく依存していると言えます。

 

この2:6:2の法則は、私が著書などで提唱している

「ニワトリの法則」相通ずるものがあります。

 

このニワトリの法則は、鶏口牛後という故事熟語にヒントを得たものです。

鶏口とはニワトリのクチバシ、牛後とは牛のシッポを意味します。

牛のシッポになるよりも、ニワトリのクチバシになる方がいいという意味です。

つまり、大きな組織で末端にいるよりも、小さな組織でもトップいる方がいいという

意味を指します。

 

私がこの言葉を初めて知ったのは、中学校3年、卒業式の時です。

校長先生が卒業式の祝辞で、この鶏口牛後の話をしてくれました。

 

私は、第1志望の高校に不合格となり、第2志望の高校に進学することになっていたので、

校長先生は自分に向けてこのメッセージを送ってくれたのではないか?と考えていました。

 

私は、第2志望の高校にトップで合格しました。だからといって、同級生のレベルが

低かったわけではありません。優秀な仲間がたくさんいたので、入学後も負けないように

頑張って、上位の成績を維持していました。

 

そして、ある時、全国模試を受けたところ、

全国で30位ぐらいの成績取ることができたのです。

 

中学時代の私には全く考えられないことでした。牛の軍団に入れなかった私

ニワトリチームの中でクチバシを目指して頑張った結果、牛の軍団にも負けないような

成績を取れるようになったわけです。

 

この頃から私は、ニワトリの法則の威力に気づき始めました。

 

そして、その後も、この法則を活用し続け、

いろいろな分野で結果を出すことができたのです。

 

大学時代、医学部の野球部に入りましたが、私が入った時は弱小チームでした。

その中で、すぐにレギュラーになり、自分の力を伸ばし、

さらにはチーム全体の力を高めていくことができました。

 

医師になってからも、症例数の少ないカテーテルチームの中で中心的な存在となり、

力をつけていき、やがてチーム全体のレベルを上げていったのです。

 

私は高校生時代から、ニワトリの法則に気づいていたので

それを意図的に利用していたわけです。

逆に、こういうことを知らずに、大きな組織の中で埋もれてしまっている人も

たくさんいると思います。

 

今、自分が置かれている環境で、力を発揮できていないという人は、

思い切って環境を変えてみることで成功できる可能性もあります。

 

高校野球でも甲子園に出るためには、まずは、地方大会で優勝する必要があります。

どんなに参加校の少ない県でも、1位になりさえすれば、

全国優勝できる可能性が出てきます。

 

ビジネスマンなら大企業の中で埋もれてしまうよりも、小さな企業で頑張って

トップに立ってみてはどうでしょうか?

 

受験生の場合、仮に自分の所属している高校のレベルが低かったとしても、

それを嘆くのではなく、まずは学校で1番になることを目指してみましょう。

 

そこから先にきっと、道が拓けてくるはずです。

 

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