判断を迫られた時の対処法
私たちは1日の中で、さまざまな判断に迫られています。
小さな判断も含めると、1日に数千回の判断を繰り返していると言われています。
そのような中で、判断に迷う場面もたくさんあります。
そんな時はどうしたらよいでしょうか?
私の一人戦略会議の中で、
タスクとプロジェクトを分けるということを指導していますが、
小さなタスクと大きなプロジェクトでは、当然ですが、
判断の仕方が変わってきます。
まず、どうせやらなければいけない小さなタスクであれば、
あまり迷わずにやってしまった方がよいです。
なぜかと言うと、じっくり考えたとしても結果はあまり変わらないからです。
ファーストチェス理論というのをご存知でしょうか?
チェスで、5秒しか考えないで打った手と、30分考えた手では
86%が同じだったという実験結果があります。
この実験結果から類推すると、パッと思いついた手が
最善である確率が高く、それ以上時間をかけても、
あまり変わらないと言えます。
ですから、どうせやらなければいけないタスクであれば、
あれこれ考えずに行動してしまった方がよいということになります。
ところが、大きなプロジェクトの場合はそのようにはいきません。
お金も時間もかかりますから、ある程度じっくり検討する必要があります。
私の場合、毎朝一人戦略会議を繰り返して、数か月間検討することもあります。
このように時間をかけて検討していくと、良い点も悪い点も浮き彫りになってくるので、
その段階で「これは十分いける」と判断した場合には、行動に移します。
このように、リスクとベネフィットをじっくり検討した上で行動に移せば
失敗する確率を低くすることができます。
ところが、多くの人は失敗ばかりを恐れ、なかなか行動に移せないのが実情です。
リスクをあれこれとシミュレーションしても、実際にやってみないと
分からないことがたくさんあります。
実際に行動してみると、当然いろいろな問題が生じてきますが、
それはあくまで、やってみなければ分からないことなのです。
ですから、最終的には「とりあえずやってみる」ということが必要になります。
すぐに行動に移すのか? それともじっくり考えるのか?
この判断はリスクとの兼ね合いによります。
凄く費用がかかるなどリスクを伴うのであれば、じっくり検討する必要がありますが、
そういったリスクがあまりないのであれば、とりあえず始めてみる方がよいでしょう。
結局は前に進まないと新しい景色は見えてこないのですから。
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