忙しくて、目の前の仕事に追われていると、「果たしてその仕事が本当にやる価値があるのかどうか?」などということを考える暇もなく、漫然と仕事をこなすことになってしまいます。
しかし、それではいくら時間があっても足りません。
そこでまず、その課題の重要度を考え、次に解決策の質の高さについて考えると、無駄な仕事ややる価値のない仕事を除外することができます。
その結果として、時間にゆとりができるため、価値のある仕事に集中することができるのです。
例えば、医師不足で経営が傾いている病院から、「病院の経営を立て直してほしい」という依頼が経営コンサルタントに来たとします。
そこで、依頼を受けたコンサルタントが、この課題を「病院の赤字を解消する」という風に判断したとします。
そして、その解決策として、「不採算部門の切り捨て」を提案したとします。
これでは、重要度の高い課題とは言えませんし、解決策も質の高いものとは言えません。
なぜなら、もしこのような政策を日本全国で行ったら、小児科や産婦人科は失くなってしまうからです。
では、どうしたら良いかというと、まず、この課題を「足りない医師やナースを充足した上で、業務効率を改善し、経営の改善を図る」といったものに昇華させる必要があります。
その上で、質の高い解決策を実行できたら、価値のある仕事と言えるわけです。
ですから、何も考えずに仕事にとりかかるのではなく、その課題の重要度をよく検討する必要があります。
そして、その課題があまり価値のないものであれば、どうやって重要なものに転化できるかを考え、それから解決策を考えることによって、価値のある仕事をすることができ、しかも、それに集中できるようになるのです。
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