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なぜ自分が望んだ場所にいられないのか?

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なぜ自分が望んだ場所にいられないのか?

今、僕のいる場所が望んだものと違っても悪くはない。きっと答えは一つじゃない。

「Mr.children Any」より

 

私のところには、「今の環境を変えたい」とか「人生を変えたい」といった人が、

非常に多く相談に訪れます。

 

私の生き方が、かなりユニークらしく、魅力的に映るようです。

そして、私に相談することで解決策が見いだせるのではないか?

と考えるようです。 そして、実際に、

「人生が変わった!」と言う人がたくさんいるのも事実です。

ところで、なぜ世の中の大半の人は自分の望んだ環境にいられないのでしょうか?

 

これには、主に2つの理由があります。

1つは、自分が期待していた環境と、実際の状況が大きく異なっていた場合です。

たとえば、とても働きやすく待遇も良いと思っていた会社が、

実際に働いてみたら、酷いブラック企業だった、、、なんていうことも

珍しくはありません。

 

このような場合は、その会社が、実態よりも良く見せていた可能性があります。

あるいは、時代の流れとともに状況が変化し待遇が変わってしまうこともあり得ます。

 

もう1つのポイントは、「自分で自分を納得させてしまう」という問題です。

これはどういうことでしょうか?

 

人間は、自分が望んでいない環境でも無意識のうちに帳尻を合わせようとします。

つまり、心の底では望んでいないのですが、いろいろと理由をつけて、

自分はこの環境を望んでいると納得させてしまうのです。

 

たとえば、本当は一流企業で働きたかったのに、採用されず、

老人病院に勤めた若者がいるとします。

 

誤解を恐れずに言えば、寝たきり老人や認知症の老人の相手をするのは、

決して楽しい仕事とは言えません。

 

しかし、この若者は、老人病院で働き続けるためには、

自分で自分を納得させる必要があります。

 

そこで、

「自分は子どもの頃からお年寄りが好きだったんだ」とか、

「寝たきりの患者さんでも時々ニコッと笑ってくれる。それが嬉しいんだ」

などと、自分を納得させる理由を無意識のうちに作り上げるのです。

 

このような人間の無意識の働きを、「認知的不協和」と言います。

不協和と言うのは、自分が望んでいることと、

今の環境が一致していない状態です。

しかし、それを一致させるために、無意識のうちに

都合のいい理由を作り上げるのです。

 

このような認知的不協和は、自分自身でも気づいていないことが多いです。

特に、普段忙しい環境にいると、その忙しさに紛れてしまって、

なかなかそうしたことに気づけません。

 

「今の環境は何かおかしいな」と疑問に思う人は、

ハワイなどリゾート地でリラックスした状態で

じっくり自分自身に問いかけてみるといいかもしれません。

 

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