昼食抜きは、朝食抜きや夕食抜きよりもよくないと
ネットで見かけたことがあるのですが大丈夫でしょうか。
ネットでは、様々な情報が氾濫しています。
ネットの情報は根拠がないものが多いので、
どういう根拠に基いているのかチェックした方が良いです。
私が推奨しているやり方は、
朝にGI値の低い食品をしっかり摂って、
日中の血糖値を安定させるのが目的です。
日中は何も食べてはいけないわけでなく、
補食で血糖を安定させるという趣旨です。
もちろんダイエットにも役立ちますが、
集中力の維持が主目的です。
それでは、なぜ、朝食を抜くとよくないのか?
仮に、夜の8時に食事を摂って、
その後何も食べずに寝て、
翌朝は7時に食事を摂るとします。
この場合、何も摂らない時間が10時間以上続いていますから、
朝起きた時点で血糖値は下がっています。
いわば、飢餓状態です。
このような状態で炭水化物を摂ると、
吸収が良いので、血糖値が急上昇します。
そして、血糖値が急上昇すると、
血糖を下げる
ホルモン・インスリンがたくさん分泌され、
血糖は急降下します。
そして、血液中の糖分は、
エネルギーとして使われずに、
朝、時間がないからと言って、
パンなどを詰め込んで、急いで出かけても、
お昼前にお腹が空いてしまうのは、
このためです。
それを防ぐためには、
野菜やタンパク質など、
GI値の低い食品を摂る必要があります。
それによって、
血糖値の乱高下を防ぎ、
日中の血糖値を安定させることができるのです。
ところが、朝食を摂らない場合はどうなるでしょうか。
前日からの何も食べない状態が、半日以上続くことになります。
この飢餓状態から、
昼に一気に食事を摂ると、、、、、
血糖値は更に急上昇します。
そして、より多くのインスリンが分泌されて、
血糖値は更に急降下してしまいます。
そして、より多くの糖分が
脂肪として蓄えられてしまいます。
さらには、
午後になると、またお腹が空き、
お菓子などを食べて、また血糖値の乱高下という
悪循環に陥ってしまうのです。
ポイントは、
朝、タンパク質や野菜など
低GI値の食品をしっかり摂る。
そして、日中の血糖値を安定させるということです。
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