英語の文型は、5つのパターン
すなわち、S+VやS+V+Cなど5文型に集約されます。
実際は「This is a pen.」
などという簡単な文よりも、
とても複雑な文の方が多いです。
それを理解する時に
チャンクでとらえる技術が役立つ
という話を以前しました。
チャンクとは、
かたまりとか、
大きなまとまりを意味します。
つまり、英文をチャンクで読むとは、
長い文を、
いくつかの大きなかたまりに分けることなのです。
このように、
いくつかのチャンクに分けることができます。
チャンクに分けることで、
ただ棒読みするよりも、
理解がしやすくなります。
では、なぜチャンクが有効なのでしょうか?
その理由を考えてみましょう。
ワーキングメモリーという言葉をご存知でしょうか?
これは、直訳すると
「作業記憶」という意味です。
作業の手順や内容を覚えておく能力
という意味合いになります。
別な言い方をすると、
「短期記憶」というものと
ほぼ同じ意味合いになります。
人間の記憶には、
短期記憶と長期記憶がありますが、
これは別な箇所に分かれています。
パソコンで言えば、
メモリーとハードディスクのような関係です。
実は、人間は、このワーキングメモリーが弱いのです。
そのため、
短期間に覚えておける項目は7項目ぐらいと言われています。
しかも、その能力も年々衰えていくのです。
そのため、英単語を1語1語別な項目として捉えると、
項目が多すぎて
ワーキングメモリーが対応しきれなくなってしまうのです。
ところが、
これを大きな塊として捉えれば、
項目自体は少ないので、
脳が混乱しなくて済むのです。
しかも、その方が速く読めるため、
前の記憶が薄れず、
弱いワーキングメモリーに負担をかけなくて良いので、
好循環が生まれるのです。
このように、チャンク読みをして英文を速く読むことには
様々なメリットがあるのです。
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