人生の定跡を改善していく！

将棋の羽生善治九段が、先日行なわれた竜王戦で敗れ、

27年ぶりに無冠になりました。

逆に言うと、27年もの間タイトルを保持し続け、しかも、その大半は

複数のタイトルを保持していたのですから、物凄い功績です。

そんな羽生さんでも、若手の台頭の前に、

ついにタイトルを全て明け渡すことになってしまいました。

しかし、羽生さんであれば、また近い将来タイトルを奪取すると

私は信じています。

ところで、将棋というのはどのように上達するかご存知でしょうか？

将棋には、定跡と言って、ある程度決まったパターンがあります。

相手がこう指してきたら、次はこういう手を指すという決まった

パターンがある程度確立されているのです。

自己流でやるよりも、そうした定跡を学んでいくのが上達の近道です。

人生も将棋とよく似たところがあります。

相手がこうしてきたら、次はどう対応するか？

私たちは常にそのような判断に迫られています。

さて、そこで問題です。

あなたが、誰かと待ち合わせをしていてすっぽかされたり、

ドタキャンされたりしたら、どう思うでしょうか？

おそらく、怒る人がほとんどだと思います。

私も頭に来ることもありますが、私の場合は

「時間が空いてラッキー」と思うようにしています。

実際、数時間埋まっていた予定がなくなれば、

自由な時間が増えるので、それを有効に活用することができます。

ですから、何か予定が狂った場合も、

「時間が増えてラッキー」と思うようにしています。

これが、私にとっての定跡となっているわけです。もちろん私も、

最初からこのような定跡を身に付けていたわけではありません。

徐々に改善を繰り返しながら、今のような定跡を確立したわけです。

目の前で起こったことに対して、どのように反応するかは自分次第です。

それによって、良い気分になることもあれば、悪い気分になることもあるし、

何も変わらない平穏な1日になる場合もあります。

もしあなたが日々不快に感じることが多いとしたら、

目の前で起こったことに対する反応の仕方を改善していく必要があります。

これは、将棋と同じような定跡なので、あなたの考え方を改善すれば、

定跡も変えていけるはずです。

そのような視点で、日々の自分の反応を振りり返ってみるといいと思います。

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