サンクコスト(埋没費用)を意識する
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動画で観たい方はこちらをご覧ください。
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https://youtu.be/o9mLpPnGfI4
先日、あるセミナーに参加したのですが、
内容や参加者のレベルが、期待したものではありませんでした。
そこで、私はそのセミナーを途中で退室しました。
セミナー参加費に1万円、その後の懇親会の会費も
5千円くらい支払っていましたが、参加せずに帰りました。
このセミナーにもそれなりの収穫はあったので、
もうこれ以上長くいる必要もないだろうと思ったからです。
なぜこのような行動を取ったかと言うと、時間を有効に使うためです。
今回のサンクコストの話ですが、例えとしてよく挙がるのは、映画の話です。
あなたがチケットを買い、映画館に映画を観に行ったとします。
凄く面白そうだと期待して、1800円ほどのお金を出して行ったものの、
観始めたらそれほどでもなく、つまらない映画だったとします。
このような場合、あなたならどうしますか?
サンクコストを意識し、時間を有効に活用したいのであれば、
映画館を途中で出て、何か他の事をした方が有意義です。
しかし、多くの人はこのような行動を取りません。
せっかく1800円も払ったのだから、もったいないという事で、
面白くない映画でも最後まで観る判断を下す人がほとんどなのです。
サンクコストとは、あるプロジェクトに対して、
過去に投下したお金や時間、労力などを意味します。
サンクコストのサンクはsink-sank-sunk のsunkで、
日本語で言うと、沈んだ費用、つまり埋没費用という事になります。
このサンクコストにこだわりすぎると、未来に対して、
前向きで建設的な行動が取れなくなってしまいます。
これは何もお金に限った事ではありません。
多くの人は、せっかくこれだけ時間や労力を使ってきたのだから、
これからも続けていかなければと考えがちです。
しかし、実は過去ではなく未来を基準にして、
どうしていくのがいいかを考えるべきなのです。
ですから、サンクコストというのは、お金の問題だけでなく、
自分自身の行動や目標にも関わってくる重要な概念なのです。
たとえば、私の場合は、心臓カテーテルを長年やってきました。
お金こそ、それほど投下してはいませんが、
10年以上に渡って莫大な時間と労力を注ぎ込みました。
それでも未来の目標を考えてそれをやめる事にしたのです。
これもサンクコストの概念と言えます。
このように過去を基準にするのではなく、
未来を基準にして考えると、全く違った視野が開けてきます。
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