良いストレスと悪いストレスを分けるもの、それは、
反応の違い
と
ストレスに晒される時間
の違いです。
この2つによって、あなたが受けるストレスは、良いストレスと悪いストレスに別れていきます。
まず反応の違いとは何でしょうか。
ストレスの定義で説明したように、刺激に対する反応は、
「非特異的」
つまり、
人それぞれ千差万別ということです。
前回の例のように、雪が降ったときに「いあやだなあ」と感じる人もいれば、
「楽しい」と感じる人もいるわけです。
同じ刺激でも、その人の反応次第で、良いストレスにも悪いストレスにもなるのです。
しかも、これは単にみなさんの受け取り方が異なるでけではないのです。
脳の中での反応も異なります。
「楽しい」と感じた人は脳の中でやる気のホルモン・ドーパミンが出ますが、
「いやだな」と感じた人は、ストレスホルモンが出るのです。
次に
ストレスに晒される時間
を考えてみましょう。
筋トレをすると、筋肉がつくと言いましたが、
これは適切な頻度で適切な負荷で
トレーニングをした場合です。
通常は週2回程度のトレーニングが適切だと言われています。
ところが、同じトレーニングを毎日やったり、一日中やったりしたら、どうなるでしょうか。
筋肉がつくどころか、逆効果になって体を壊してしまいます。
同じストレスでもストレスに晒される時間が違うと、良いストレスから悪いストレスになってしまうのです。
マラソンも同じです。
走っている時の脈拍数は、個人差はありますが、おおよそ1分間に110回から150回くらいまで上がっています。
もし、この状態を24時間続けたら、あるいは1週間続けたらどうなるでしょうか。
当然心臓に負担がかかりすぎて、よくありませんね。
ところが、ランナーは走っている時間は1~2時間で、それ以外の時は、体を休ませているわけです。
スポーツ心臓といって、マラソンランナーの人は、安静にしている時の脈拍は、普通の人よりもゆっくりになります。
走っている時は、心臓が激しいストレスにさらされていますが、
それは1日24時間の中の1~2時間。
残りの時間はむしろ普通の人よりもリラックスしていると言えます。
このリラックスする時間の有無が、ストレスを良くも悪くもするカギなのです。
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