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内村航平選手に学ぶ8割の美学とは?

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体操の内村航平選手が、

オリンピック体操個人総合で、

大激戦を制して、みごとに金メダルを獲得しました。

5種目目の平行棒を終えた時点で、トップとは0.901点差。

最後の鉄棒では、絶対ミスが許されない。

その局面での完璧の演技。

わずか0.099点差での逆転勝利です。

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http://www.nikkansports.com/olympic/rio2016/gymnastics/news/1692848.htmlより

これを見た人の多くは、

内村選手はメンタル面が強い、

だから、このような結果が出せる

と思ったのではないでしょうか?

しかし、そうではありません。


スポーツでも受験でも仕事でも、

勝負がかかった場面で、

精神力だけで、普段以上の力を出すというのは、

なかなかできることではありません。

実は、それよりも大事なことは、

普段の練習への取り組み方なのです。

内村選手のモットーとして、

「8割の美学」というものがあります。

これはどういうことかというと、

本番で100%の発揮するために、

練習では、120%の発揮するというものです。

普段120%の力が出せるのなら、

本番で仮に8割しか力を出せなくても、

ほぼ100%の力を出せる計算なります。

内村航平選手は、この「8割の美学」を

実践していたからこそ、あの土壇場の局面で

100%の力を出せたのです。

これは、私が提唱している「波動砲の法則」

同じものです。

「波動砲の法則」とは何かと言うと、、、、


波動砲とは、

私が子どものころ大人気だったアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の最終兵器です。

このアニメの中で、ヤマトの最終兵器「波動砲」を発射する時、

「エネルギー充填80%」、「エネルギー充填100%」と

徐々にエネルギーを充填していき、

最後は「エネルギー充填120%」と、

なぜか100%を超えるレベルまで、

エネルギーを充填してから、「波動砲」を発射していました。

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子どもながらに、

100%を超えるのは、おかしいのではないかなどと思っていましたが、

スポーツでも受験でも本番で100%の力を発揮するためには、

このヤマトの波動砲方式でいく必要があります。

仮に志望校に確実に合格できる実力が100%だとします。

これを本番で全て発揮できれば、合格は可能ですが、

「本番で100%の力を発揮できる」と期待すること自体が、

希望的観測、つまり、
自分に都合のいい判断なのです。

それよりも、

本番で十分な実力を発揮できる可能性は低いと考えるべきであり、

そうであれば、実力の80%程度しか発揮できなかったとしても

合格できるレベルを目指さなければいけないのです。

したがって、確実に合格できるレベルをはるかに超えた、

120%の実力をつける必要があるというのが、

この「波動砲の法則」です。

受験本番は、誰もが不安な気持ちを抱えています。

呼吸を整えたり、瞑想をしたり、様々な工夫で、

気持ちを落ち着けることも必要です。

しかし、実力のないところに、ゆるぎない自信は生まれません。

「これだけやったんだから、落ちるはずがない」

そう思えるレベルまで実力をつければ、

自ずと自信を持って本番に臨めるはずです。

 

 

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