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偏差値を盲信するのはやめなさい!

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ほとんどの人が、
受験において偏差値を気にします。

しかし、

これは意味がないばかりか、
むしろ弊害の方が多いのです。

ほとんどの受験生は、
偏差値によって、
自ら限界を設定しています。

しかも、
皆そのことに気づいていません。

知らないうちに、
「勉強=受験勉強」、
「受験勉強=偏差値」
という図式が出来上がっているのです。

151015_1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、偏差値とは何なのか
それを考えていきましょう。

これほど偏差値がもてはやされているにもかかわらず、
偏差値の算出法を知らずに、
偏差値の数字だけを気にしている人が、
世の中の大半ではないでしょうか。

まず試験の点数の統計をとると、
図のような正規分布というグラフになります。

151015_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、

平均点付近の人数が一番多く、
そこから離れるにしたがって、
人数が減っていきます。

次に標準偏差というものを計算します。

これは、平均点を基準として、
各自の点数がそこから何点離れているかの平均をとったものです。

上の図のσ(シグマ)が、標準偏差です。

そして、得点の分布は、
試験問題と母集団によって変わってきます。

平均点に近い人が多いと、
下記図1のようになり、

151015_3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平均点から離れている人が多ければ
下記図2のようになるのです。

151015_4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

便宜上、平均点のところを50点として、
平均点よりも標準偏差分点数が高ければ、
偏差値60、標準偏差の二倍だったら偏差値70ということになります。

たとえば、
1000点満点の試験で、
平均点が600点だったとします。

この試験の標準偏差が100だとして、
あなたの点数が700点でしたら、
あなたの偏差値は60ということになるのです。

こうした平均点や標準偏差というものは、
母集団つまり試験を受ける人間のレベルや
問題の難易度によって大きく変わってきます。


したがって、
あくまでも偏差値というのは相対的なものなのです。

仮にあなたが高校三年生用の模試を受けに行ったとして、
他の受験者が全員小学生だったとします。

小学生で、高校三年生の問題が解ける人は、
まずいません。

すると、

平均点はかぎりなくゼロに近づきます。

そしてあなたの偏差値は、
とてつもなく高い値になるのです。

だからと言って、あなたの学力が極めて高く、
どんな大学でも合格可能なわけではありません。

偏差値とは、あくまで相対的なもの。
問題の難易度や母集団のレベルによって変わってしまうのです。

ところが巷では、
「私は偏差値が60だ」とか「誰々は偏差値が55だ」といったふうに、
偏差値がその人の学力を示す絶対的な数値であるかのように
用いられることがしばしばあります。

ここまで読まれた方は、もうおわかりだと思いますが、
これは明らかな間違いといえます。

なぜ、偏差値の意味も知らずに、
人間の価値を偏差値で決めようとするのでしょうか。

偏差値は絶対的なものではないということを、
まず頭に入れておいてください。

そして、おそらく、
このような人たちは、、、、

 

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